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2019.12.06

ブログ

主任だより 話し合い③ ついに名前が…

さて、今回のブログで話し合いテーマは終了です。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

ここまで、

さくら組で行われている話し合いを見学する。(来年度以降も質の高い話し合いを継続していくため)

見学してみての考察、環境改善

「12月14日(元・発表会)の名前を考える」を議題にした話し合いの司会を行う

・どうすれば子どもがしっかり考えられるか?に焦点を置き、導入の工夫を行う。

実際に行ってみての振り返り

・話し合いの難しさを実感…一方で、学びを得ることもできた。

子どもが自分の考えや思いを整理して、筋道を立てて他者へ伝えられる力を伸ばすために、新しい遊びを提供する。

 

という流れです。

 

その遊びで使ったアイテムはこちら。

 

 

4枚の絵カードです。

活動内容は、

①4枚の絵カードでお話を作る(個人)

②話し合いながらグループごとのお話を、同じ4枚の絵カードで作る

この活動の目的は、

①論理的に話す(筋道を立てて話す)力を育てる

②お友達と話し合い、イメージを共有する、伝え合う。

です。

 

線だけだから子どもは塗り絵をしたがるだろうが、今回の活動の目的から逸れるので、カードを持ち帰り制にして自由時間などで塗ってもらう。

個人でお話を作る時間、お友達の作ったものに口を出す子がいるかもしれないが、それはあっさり止める。

というように、配慮事項も考えて行いました。

 

 

実際に行ってみて、一人ひとりの論理的に話す力の育ちを捉えることが出来ました。

このような遊びを継続して行っていくことで、育ちをフォローしていけるのだと思います。

 

さて、この遊びを終えて遂に2回目の話し合いにトライ!

 

前回の気付きを踏まえて、今回は保育士側のゴールや流れを考えて司会に挑んだつもりでした、が…。

まだまだ見通しが甘かった!と痛感しました。

 

ざっくりとした流れとして

①前回出た案を見せる

②フェスティバル と 展 が出ていたのでどちらかに絞る

③フェスティバルか展の頭につける言葉を話し合って決める

 

と考えていました。

しかし、子ども達の反応は…

①前回出た案を見た瞬間に、より多くの案が出てくる(考える期間を設けたので温めていたものもあったのかも)

②フェスティバル と 展 の違いや意味合いはイマイチ分からない様子…議論から只の言い合いになりそうな雰囲気

 

想定できていなかった反応だったので、私も内心戸惑いました。

このまま混沌としていくのを見守るわけにはいきません。

同席していた担任にアイコンタクトで助けを求めると…

 

・意味が被っているものは合体させる。

・手を挙げて貰って、誰も推していないものは削除。

・そもそも展とフェスティバルの意味は子どもには難しいので、今ここで決めなくて良いと思う。

 

という助け舟が出ました。

それに従ってみると、すいすいと話し合いが進んでいきました。

子どもも、合体されていくことで自分の意見がくみ取られていると感じ、「いいね!」「なるほどね!」と納得した様子。

そうして、12月14日(土)の名前は「にしきがおかのこころ ~皆で楽しむ冬のフェスティバル~」に決定しました。

”にしきがおか”は、錦ヶ丘でするから。という子どもの意見。

”こころ”は、今回新しい形となった行事は保育士や子どもの心をお届けしたいという気持ちがあって私が挙げていたのですが、響きが気に入った子の推薦がありました。

”皆で楽しむ”は、保育士(大人)も保護者の皆様(大人)も、表現する側の子どもも錦ヶ丘にいるから。みんなに楽しんでほしいから、という子どもの意見。

 

名前の通り、まずは、皆が楽しい一日になれば良いなと思っております。

来週からは、ホームページにて各クラスの表現に注目した動画も配信していく予定ですのでお楽しみに。

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