お知らせ
2019.10.31
ブログ
きく組 見えない敵との戦い
先日3歳以上児リーダー便りでもお伝えした通り、現在きく組では戦いごっこに熱中している子が数多くいます。
場を設け、戦いごっこを始めると
「痛いじゃん!」「しないでよ!」
熱中して周りが見えなくなったりわざとでなくても当たってしまったり、はじめの頃はトラブルになり泣く子もいました。一度中断し、どうしようか〜とみんなで話します。
経験を通して当たったら痛いということに気付くことで
「当たらないようにする」
というルールが子どもたちの中で生まれました。ルールを決めたからといってすぐに当たることがなくなるわけではありませんが、意識しながらするようになったりお互い声を掛け合う、遊びの中で力加減を学ぶ姿が見られるようになりました。
「剣を作りたい」「ベルトで変身するんだよ!」と、
ものづくりへと広がり、
広告紙で丸めて作ることから始まった剣作りは、最近はペットボトルの蓋をボタンに見立てて付けたり持ち手を作ったりと日々試行錯誤しながら形を変えています。
家でも作ってきた!と登園時嬉しそうに持ってきた日や剣作り後には、
【見せ合う場】を設けました。
(ねらい)
・自分の作った剣の紹介を言葉で伝えること
・相手の話を親しみを持って聞くこと
・友達の剣を知ること
ボタンを押したら早く走れるようになる、水と電気が出るなど自分の言葉で嬉しそうに話したり、こちらが予想していた以上に想像力を膨らませ空想の世界で遊ぶこどもたち素敵だと感じました。
熱中は続いており、ある日の夕方はマントを作ると
「ゆり組に見せに行く!」と目を輝かせる子どもたち。みんなに見せたいという気持ちから気付けば全クラスに参上!ポーズを決めたり、ジャンプしたり、表現は様々ですが各々真剣になりきっていました。
後日、写真を見て振り返ると、うめ組の子が泣いたことを思い出し
「顔が見えるようにしてみる?」
「マントの色黒だと怖いから赤とか青とか緑にしたらいいかも」
と子どもたちなりに考えているようです。
様々なひらめき、表現の形を大切に
空想の世界での見えない敵との戦いは
まだまだ続きます!