お知らせ
2019.11.01
ブログ
うめ組 少人数での活動
10月初旬、うめ組10名の子どもたちでタイヨー裏へ散歩に出かけました。目的はどんぐり拾い。この時高月齢児は散歩をしながら実をひろえましたが、低月齢児は歩くことに夢中で実を拾ったり、気づきを保育士に伝えることは難しい様子でした。
この経験を保育士同士話をし、以下のように関わりを持つようにしました。
『高月齢児』
自分の気持ちを表情や言葉で表現出来る為、保育士が関わるを密に持ちながらも友達の存在を意識した関わりや遊びが展開されるよう配慮する。
『低月齢児』
少人数での関わりを大切にし、散歩や公園に出かけながら開放的な雰囲気の中で保育士に気づきや思いを表情や喃語、指差しで、伝え、受容的・応答的な関わりが出来るよう配慮する。
上記の配慮事項を念頭に、散歩に出かけた際の様子です。
毎回の散歩は保育士2名と子ども4名で手を繋ぎ、メンバーを変えながら出掛けます。
[1組目]
タイヨー裏へどんぐり拾いへ
[2組目]
地域販売所ごしょらんでみかんを買って公園内へ
[3組目]
早馬台公園へ行き、遊具で遊ぶ
普段保育室では高月齢児の様子を伺っていることが多い低月齢児も、少人数の落ち着いた雰囲気に中にいると指差しで実があることをを教えてくれたり、鳥が飛んでいると「ちっち」(鳥)と、指差しで伝えにきたりする姿が見られました。
今のうめ組の子どもたちは、集団の中で友達に刺激を受けながら遊びが広がったり、基本的生活習慣に興味を持ったりしています。保育士は4月当初から受容的、応答的な関わりを心掛けてきました。それは今後も変わりません。
では、なぜ少人数保育は素敵なのでしょう…?
教育要領が改定される以前は、子どもを一斉に動かし、教師主導で管理的な保育を進める保育が主流でした。しかし、子どもはそれぞれに生活環境が違い、性格が違い、興味関心が違い、発達上の課題も違います。
個々の育ちを十分理解した上で日々生活を送り、活動の中でできた‼︎、またやってみたい‼︎という思いを育み、自己肯定感を高めるためには、少人数での活動はやはり魅力的です。(これは保育士として子どもに関わる中で、一斉保育・のびのび保育を経験した私自身の実体験から感じる思いです)
言葉や喃語が出てきた今、私たち保育士は今まで以上に子どもたちのモデルとなれるような言葉かけや行動を行い、子どもたちの気づきや感動に共感し、受容的、応答的な関わりを大切にしていきたいと考えています。