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2025.12.13

ブログ

実りいっぱい!外遊びの秋(3.4.5歳児)

空気が澄んでいて外あそび日和が続く、

束の間の鹿児島の秋。

今回は、自然豊かな錦ヶ丘プラスでの外遊びの子どもたちの姿をお届けします。

 

ある土曜日、3.4.5歳児の異年齢保育の時間。

築山や園庭では、一人でじっくりどんぐりを集めてみたり、長い草を「王冠にしたいな」と持ってきたり、

友だちとごっこ遊びなどそれぞれの遊びを楽しんでいました。

子ども達にとってゆっくり静かな時間が流れ、夢中になっていると様々な出会いが生まれていきます。

 

水車に出会ったちいさな探求者

錦ヶ丘の築山の一角には、ひっそりと小さな【水車】があります。

地下水が汲み上がり、木の筒からちょろちょろと水が流れるのですが、3歳児の彼がその筒を触ると経年劣化もありボキッと折れてしまったのです。

「あー折れちゃった」と驚いた様子でした。

けれどその表情や声は落胆ではなく、興味と好奇心でわくわくしているようでした。

 

しばらく水が水車の手前で届かずに、回らない様子をじっとみつめたあと、木の枝を折れた筒の先に刺して何やら実験が始まりました。

そのまなざしは「この先どうなるんだろう?」と探求者、研究者のようにキラキラしていました。

その後、私が折れた筒を何となく戻してみると、当然のことながら、境目から水が漏れてきます。

その光景を好奇心旺盛な子ども達は察知して、代わるがわる水車のまわりに集まってきました。

 

折れた筒の中にナメクジが住んでいることを発見した5歳児。

こども達は、このアクシデントからも誰に教えられなくても自然と数や長さへの興味関心が湧き、自ら成長していきます。

ゆっくりと存分に【今】を味わう

他にも様々な場所で、その時にしか出会えない自然や感情との出会いがありました。

近くの木の小さな実を手のひらに乗せて

「これ、すずめのエサじゃないかな?」と教えてくれた4歳児。

友達と木の実のバーベキューを楽しむ3歳児。

「見て〜キラキラの砂だよ」と見せてくれる4歳児。

 

葉っぱをちぎっておままごと(3歳児)

どんぐりの数を数える姿(4歳児)

葉っぱを釣り竿に見立ててつりを楽しむ(4歳児)

「乗れたよ〜!写真撮って」(5歳児)

子どもたちは、園でも家庭でもいつも突然声をかけてくれますが、「ねぇねぇ見て〜」のその心は、【今】この瞬間を大好きな人と共有したい気持ちからきています。

今日も外遊びを見守りながら、嬉しい気持ち、楽しい気持ち、驚いたこと、発見して誇らしい気持ち、そんな貴重な一瞬を一緒に過ごさせてくれてありがとう、と心が温かくなりました。

錦ヶ丘では、毎日のように、温かくてまぶしい優しい思い出が子ども達の心に積み重ねられています。

そんな子ども達も、錦ヶ丘を盛り上げる仲間の一員です。

 

文責:新屋

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