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2024.05.17

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暖かくなってからの外遊び【ゆり組/2歳児】

ご進級おめでとうございます。

ゆり組に進級して、身の回りの事を自分で行ったり、新入園児を気に掛ける様子を見て心がグッと成長したように感じます。

暖かい気候になり、なんどか裸足で遊ぶ機会を設けました。子ども達も言葉が発達してきて、気づいたことを言葉で伝えてくれます。

さて、今回は外遊びでの子ども達の気づきをいくつかお伝えします。

気付き① 温度

4月初め、少し風があり体感温度が低い日でした。

「ねえ!なんかここ、あったかいよ!」

と一人の子が大きな声でみんなに伝えていました。

私もその場所に行くと、遊具の影があり日陰と日向が隣り合わせにある場所でした。

日陰のところに足を置き「ほら、冷たい!」

日向のところに足を置き「こっちがあったかい!」

と裸足ならではの気づきを教えてくれました。

おもしろい気付きに、他の友だちも集まり「わあ。本当だあ」と行ったり来たりして、地面の温度の違いを共有をしていました。

子ども達の気づきを私も感じたいと思い、一緒になって裸足になると地面の温度の差が明確に違い驚きました。

少し気温が低く、日陰の地面の冷たさが際立っていたからこその気づきでした。

気付いてからは、日向を探して暖かいところで遊んでいました。

気付き② におい

春が過ぎ、園庭の自然物が色づいてきて子ども達の視界に入るようになってきました。

築山の裏で誰かが「バナナのにおいがする!!」と声を出していました。しかし、園庭にバナナの木はありません。

私も一緒にいろんな花のにおいを嗅いで、バナナのにおいを探しました。

「これかなあ」

「ちがう~。けどこれもいい匂いだねえ」

と様々なにおいを嗅いで言葉で教えてくれました。

みんなでいろんな草木のにおいを嗅いで、バナナのにおいの正体を見つけました!
築山裏にある水車の隣にある”カラタネオガタマ”という木でした。ちょうど開花して、いいにおいを放っていました。

気付いた子たちが、他の友達に伝えて会話が広がるのを楽しみにしています♡

 

気付き③ 虫

虫たちも活動しはじめており「虫がいた!」とよく教えてくれるようになっています。

園庭で観察できる虫は

蝶々・蜂・カナヘビ・ザリガニ・アリ・メダカ・エビ

とたくさんあります。

ゆり組の子ども達が自分で捕まえることはまだ難しく、さくら組のお兄さんが捕まえてくれた生き物を観察して触れ合うことを楽しんでいます。

蝶々を必死に追いかけ、園庭中を走り回る子。

カナヘビを観察して「触りたい」と憧れの気持ちを持つ子。

ザリガニの持ち方を教わり、持つことが出来て達成感に満ち溢れている子。

ビオトープに木の棒を持ってきて座り込み、釣りのようにじっと動きを観察している子。

 

一人ひとりの生き物との向き合い方があり、私たちもそれを見守っています。

中には扱い方が分からず、雑に扱ってしまって弱る生き物もいました。

子ども達に、生き物の触り方・扱い方を伝えて命の大切さを伝えていきたいです。

 

4月の外遊びで、こんなにも多くの気づきをして言葉で伝えてくれました。

”外に出て遊ぶ” たくさんの学びを得ています。

今後も子ども達の言葉をいち早く拾って学びに繋がるように関わっていきます!文責:春成

 

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