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2024.03.07
ブログ
きく組(3歳児) お店屋さん開店にむけて
開催のきっかけ
パン作りの活動を中心に行ってきたきく組の子ども達。11月のフェスティバルでは、パン屋さんになりきって、お客さんにたくさんのパンを買ってもらいました。
1月に久しぶりにパン屋さんごっこの道具を出すと、大人に頼ることなく自分たちでせっせとパンをかごに並べ、帽子をかぶり、レジ仕事の順番を決める子ども達。
手際よくお店を開店させ、お客さん役と店員さん役を交代しながら遊ぶなど主体的に遊ぶ姿が見られました。
その途中、ゆり組の子ども達がパン屋さんに遊びに来てくれると、ますますお店は大賑わい。きく組の子どもたちは慌てることもなく、年下の子ども達がスムーズに帰るように誘導したり、説明したりしていました。
何屋さんを開きたい?
子ども達の様子を見て、担任から3月に錦ヶ丘プラスの子ども達に向けてお店屋さんを開催しないかと提案しました。すると、パン屋さん以外にもしたいお店がある様子だったので、一人ひとりがしてみたいお店について意見をだし合うことになりました。
「ハンカチ屋さん!」「おすしやさん!」など、してみたいお店を全員が教えてくれました。
希望するすべてのお店の出店は難しいので、「ハンカチとお洋服は一緒に売っているよね」「これとこれはお菓子屋さんにどちらも出せるよね」などと、売っているお店をイメージしながら整理していきました。最終的に、ネイル屋さんとアイスクリーム屋さんに絞られ、準備が始まりました。
製作活動の様子
ネイルは、小さいネイルチップ用紙に自由にデザインしました。とても細やかな活動となりましたが、日ごろから塗り絵などを楽しんでいる子ども達の色使いはとても鮮やか!それぞれの感じる「かわいい」を1本1本に大事に描きこんでいました。
アイスは、お客さんに2つ目のアイスを選択肢のなかから追加してもらうシステムになりました。セロテープを丸めてすぐにお客さんの前でアイスを追加できそうです。
また、今回はハサミを使った活動に全員が挑戦しました。毎日繰り返し作る中で、ハサミの握り方や反対の手の動かし方などのコツをつかみ慣れていく様子がみられました。
お客さんをイメージしながら…
ネイルもアイスも準備が着々とすすむなか、お客さんを想定しながらの話し合いもしました。
ネイルとアイスを後どれだけ作ればいいかを話し合っていると、
「さくらんぼ組(0歳児)さんは小さいから食べちゃうんじゃない?」
「爪に貼るってこと知らないかもね…」
「ゆりぐみさん(2歳児)はかわいい~って言ってくれそう」
「もも組とさくら組さんは、ネイル一緒に作ってくれたからお店にあったら喜ぶと思うよ」
と、相手のことを想像して発表する子がいました。
「アイスは小さい子もたべたいって思うよね」
「全員にあげたい!」
「足りるかな?」
「もっとたくさんつくらないといけないんじゃない?」
売る相手を把握することで、活動の見通しなども全体で共有することができました。
おわりに
アイスもネイルも、同じ形の物をつくるなかでも一人ひとりの個性が溢れていました。繰り返し作るたびにそれぞれが色やデザインをアレンジする楽しさを感じていました。何度も新しい発見をして「もっとこうしよう!」という工夫ができるため、飽きることなく作ることができているようです。
時間をかけて準備したお店が大繁盛することを願って引き続き準備を進めていきたいです。
文責:椎屋