お知らせ

2023.09.26

ブログ

プール作りにパン作り!絵本の世界を楽しもう!きく組(3歳児)

絵本が大好きなきく組の子ども達。毎日絵本の世界に入り込み、楽しんでいます。

また、最近は傍にいる友だちの存在をより身近に感じながら、生活や遊びをして過ごしています。個々に遊びこむと同時に、特定の仲間を強く求める姿が現れはじめており、3歳児らしい発達段階の一つと言えます。

8月は、絵本で知った世界を実際に活動として再現しながら楽しむことで、友達との関係を広げたり深めたりするというねらいを立てて活動を計画しました。

 

『しゃっくしゃく』(著者:花山かずみ 出版社:福音館書店)

砂場の砂をスコップで「しゃっくしゃく」と音を立てながら掘りすすめ、大きくなった穴がプールになるというお話です。

仲間が少しずつ増えていき、最後はみんなでおおきなプールにバッシャーンと入る様子に、

「ぼくもはいりたい!」「気持ちよさそう!」と目を輝かせていました。

実際に園庭の砂場でも、夢中で穴を掘る姿が見られました。はじめは、各々が思い思いに掘り進めていましたが、しばらくするとみんなで掘った方が早い!と感じたようです。数人ずつのグループが生まれ、次第に穴が大きく、深くなっていきました。

完成したプールにみんなで入ると、「わたしもいれてー」「いらっしゃいませ~」などやり取りを通して遊びが展開し、「もっとお水をたそう」「ここに入れて!」など協力する姿が見られました。

 

 

『パンどろぼう』(著者:柴田ケイコ、出版社:KADOKAWA)

 

パンどろぼうのようにおいしいパンをつくろう!と意気込み、手だけでなく体全身粉まみれにながら感触遊びを楽しんでいました

小麦粉に少しずつ水を足しながら、サラサラドロドロモチモチと手触りが変わっていく様子に大興奮の子ども達。

「にゅーっとこねこね、にゅーっとこねこね」と声を出し、こねる、丸める、包む、伸ばすなど職人になりきってパンを作っていました。

驚いたりワクワクしたりしながら同じ感触を共有し、「もちもちだね」「きもちいね」と相手に感じたことを伝えたり共感を求めたりする姿がみられました。

2つの活動で引き出された子どもの姿として、①五感で楽しむ、②1つの目的に向かって行動する、③仲間と協力し、達成感や楽しさ・驚きを仲間と共有する④言葉でのやりとりを通して活動を深めるなどが挙げられます。

今後も、子ども達の社会性の広がりや深まりを見据えた活動を計画していきたいです。 文責:椎屋

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください