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2023.08.08

ブログ

話し合い もも組(4歳児)

もも組に進級して4か月がたとうとしています。

この4か月で何度か話し合いに取り組みました。今回はその様子をお伝えしたいと思います。

☆話し合い

今年は話し合いの経験を多く取り入れたいと考えています。

話し合いにはたくさんの要素が含まれています。

①相手の話を聞く、理解する

②自分の意見を言葉でまとめる

③自分と違う意見を持っている人がいることに気づく

④様々な言葉を知る、語彙数を増やす

 

子ども達は、言葉を通してお互いの気持ちを共有したり多様な経験をしたりする中で様々な気持ちを知ります。それらを言葉で表現し、その話を真剣に聞いてくれる存在がいることでさらに『話したい』という意欲を持ち、話し合いを通して自分の意見に自信を持ってほしいと考えます。

私が話し合いで大切にしていることは

”子どもたちの意見を否定しない”ことです。

まず始めは

自分の意見をみんなの前で伝えられた→その意見が否定されない→意見を伝えることに自信をもつ

という流れを作りたい為です。

 

今回は、下記のテーマを決めて話し合いを行いました。

 

テーマ①「トイレのドアを勝手に開けられて嫌な気持ちになった人がいた。なにかいい方法はないかな!?」

テーマ②「お誕生会について」

 

テーマがあることで、想像しやすく話し合いも円滑に進んでいきました。

もちろんまだまだ話し合い初心者。イメージが湧かない子もいました。

それはそれでOKです。話し合いの場に参加してみんなの意見を聞いているだけでステップアップしていると考え、まずは”話し合い”の雰囲気を知り意欲を高めたいと思います。

 

 

話し合いで出たみんなの意見を少しご紹介します。

テーマ①「トイレのドアを勝手に開けられて嫌な気持ちになった人がいた。なにかいい方法はないかな!?」

「鍵作ってみれば?」

「大人のトイレには鍵があって開けられることないから、そうすればいい!」

「張り紙もしてみる?」

「トイレに入ったら”はいってます”にして、出たら”あいてます”にひっくり返せばいい!」

「順番にちゃんと並んで、出たところに入ろうよ」

テーマ②「お誕生会について」

「○○君はダンス習っているよね」

「誕生会の中に”ダンスタイム”いれようよ」

「○○君も一緒に踊れたらいいな」

「ダンス練習しようか」

このように、相手のことを想像して話し合うことができつつあります。

”ジブンガ!”という時期を乗り越えて、自分のことだけでなく相手の気持ちを考えたり汲み取ったりすることができるような1年にしていきたいです。

子どもが『自分の考えを表現でき、考えを聞いてくれる』と安心できる場や色々な人達と考え合う機会を作り、その中で様々な意見があるということも納得できるようになってほしいと思います。

参考文献:『保育内容 5領域の展開~保育の専門性に基づいて』高山静子

文責:春成

 

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