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2023.06.21

ブログ

自然や小さな生き物との出会いを通して育まれるもの

さくらんぼ組では、5月からピーマンとナスを苗から育てています。今回は水やりを行なう中で、子どもたちが習得したことや苗の成長をどのように感じているかについてお伝えします。

○水やりの習得

戸外に出た際は、子どもたちと水やりをしています。水を入れたジョウロを渡すと、水がこぼれないように考えながら、プランターの近くまでジョウロを持っていく子どもたち。

はじめは取っ手だけ持っていたのが空いている方の手をゾウの鼻に添え始め、ゆっくりとプランターまで持っていく姿がありました。水道からプランターまで何度も往復する中で、こぼさないジョウロの持ち方を習得することができたのです。

また、初めて水やりをする子を見ていると、最初にジョウロの先を持って傾け始めました。水が出てこないことに「あれ〜?」と不思議そうな表情です。

すると、隣りにいた友だちのジョウロの使い方を見て学び、ジョウロの先から取っ手に持ち替えました!

持ち手を変えたことで、苗に上手に水をかけれるようになり達成感から嬉しそうに何度も水やりを楽しみます。

このように考えて成功する体験から、本園の目指す園児像”「学ぶ」ことは楽しいと思える子”に育っていくのだなと思いました。

○苗の観察

さくらんぼ組保育室には、小さな窓があります。子どもたちが苗の観察ができるよう、その窓の前に苗を置くことにしました。

そうすることで室内からでも苗の様子を見ることができ、子どもたちも興味を持っていました。

 

日常的に観察をする中で、葉が風で揺れていることに気付き、大きく成長している事を発見!

数日後…

苗を見て「さいた〜さいた〜♬」とチューリップの歌を歌い始める子どもたち!窓を見てみると、ピーマンの苗には白い花・ナスの苗には紫色の花が咲いていました。

子ども達は苗の成長にすぐに気が付きます。毎日の経験から子どもたちに観察力が身についていることを実感し、この窓の前に苗を置いておくことにして良かったなと思いました。

本日、苗からナスの形が…!これも子どもが最初に見つけ、「あっ!」と指を差して教えてくれました!

 

水をやり、花や実が大きくなる過程を観察し、収穫して食べる一連の経験は貴重な経験となると思います。

これからも毎日の水やりを行ない、苗の成長を近くに感じながら立派に育っていくことを子どもたちと楽しみしていきたいと思います!(文責:中峯)

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