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2023.05.16

ブログ

【さくらんぼ組(0歳児)】自然との出会いで広がる世界

5月になり朝晩は肌寒く感じる日があるものの、日中は一気に夏の訪れを感じるようになってきました。晴れ渡る空の下、半袖・半ズボンで園庭を駆け回り、園訓である「強さとたくましさ」を体現する子ども達の姿がとても微笑ましいこの頃です。
さくらんぼ組(0歳児)の子ども達は、外の自然が大好きです。
家と違う様子に寂しさを感じて涙を見せる子も、ベビーカーに乗ると「どこに行くのかな?」という好奇心からか、いつの間にか涙が止まっています。
4人乗りのベビーカーに乗って友達同士で顔を見合わせ、お互いに不思議そうな顔をしている姿を見ると、「さあ、これから外でどんな表情を見せてくれるかな?」と大人の気持ちも高まります。
帽子を被り、水分補給のお茶を携えて、いざ、のはら園」へ。錦ヶ丘プラス+から認定こども園錦ヶ丘へ向かう途中にある「のはら園」には、生き物が生息する(生き物の生息を支える)場所であるビオトープ」や四季折々の草花が溢れています。風の心地良さ、花の香り、日の光の明るさ、葉っぱの感触、土の冷たさなど、子ども達の五感を刺激するものがたくさんあります。

外気浴、日光浴をすることは、元気な毎日を過ごしていくためにとても大切です。外気に触れることで皮膚にあたる風、光の明暗などに少しずつ慣れ、体が強くなっていきます。また、覚が発達途中の0歳児にとって「触覚」が五感の中でも特に重要で、自分から触れることが物の性質や形、大きさを認知する力を育みます。

落ち葉・小枝・草花・小石…外の自然の中で気になった物は何でも触ったり舐めたりして感触を確かめている子ども達。ヨチヨチ歩きしながら目の前を横切る蝶々を指差し、いつまでも目で追いかける様子など、子ども達が自然の中で初めて出会うものに対する反応を見られることは大人にとっても楽しみの一つです。風が気持ち良くて、スヤスヤと寝入る子どももいます。
子ども達が自然に触れることでたくさんの新しい刺激を受け、経験を増やしていく傍ら、私達大人も自然に触れることで言葉かけの幅がぐっと広がっています。「葉っぱだね」「花が咲いてるね」と室内にはないものを口にして伝えたり、「気持ちがいいね」「楽しいね」と、気持ちを代弁する言葉かけをしたりしています。大人がワクワクして話しかけていると、子ども達もだんだんといろいろなものに興味を示し始めてくれます
0歳児の頃から、言葉の蓄積は始まっていると言われています。
大人が語りかける言葉にキョトンとした表情を見せ、一見反応がないように見えるやりとりがコミュニケーションの基礎を築いていきます。
これからも錦ヶ丘ならではの自然の中でたくさんの言葉をかけて子ども達の興味を引き出したり、室内遊びの中で外で見たことを再現したりできればと思います。
暑くなる前に、子ども達と一緒に木陰で座って風を感じる時間をたくさん過ごしていきたいです。 文責:上岡

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