お知らせ
2023.04.25
ブログ
ゆり組(2歳児)~自然との関わり~
最初は見慣れない場や人に不安げな表情を見せていた子どもたちも、1カ月経つと新しい環境にも少しずつ慣れ、安心して園生活を楽しめるようになってきました。
天気がいい日には戸外遊びを通して自然や生き物と触れ合ったり、泥や水の感触を楽しんだりして過ごしています。
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」には、「自然に触れて感する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考えをなどで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への姿術や製数の命をもつようになる」とあります。
領域「環境』には、以下のように自然に関する内容が示されています。
(l) 自然に触れて生活し,その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
- 季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。
- 自然などの身近な事象に関心をもち、取り入れて遊ぶ。
- 身近な動植物に親しみをもって接し、生命の学さに気付き、いたわったり、大切にしたりする。
「身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ」とあります。しかし自然がそこにあるだけでは興味や関心は生まれません。乳児期から自然と子どもをつなぐ人が必要です。
【つなぐ人=保育者】
私たちは子どもたちが言葉にできない感情や思いを代弁して「きれいだね」「ふしぎだね」など気持ちを言葉にして伝えることで自然との繋がりを作っていけるよう常に意識しています。
しかし、時には子どもが何かを感じているとき、急がせたり集まらせたりせず、むやみに声をかけずに待つということもしています。大人よりも子どもの方が、発見する・気づく・感じる・考えることが豊かだからです。何でも教えてしまいたくなりますが、一緒にじっくりと感じるということも大切にしています。
散歩や外遊びを通して、生き物を見たり(視覚)、直接手に取って触ったり(触覚)、食べたり(味覚)、自然の音を聞いたり(聴覚)、花や野菜の匂いを嗅いだり(嗅覚)することは子どもたちの育ちにとって欠かせない要素です。今後も、季節の変化など、外遊びならではの貴重な体験を大切にしていきたいです。
文責:永井
参考文献「保育内容5領域の展開」著:高山静子