さくら組 手作りの木とお家(5歳児クラス)

先日、【手作りの木とお家】の活動前の話し合いの様子をブログでお伝えしました。その話し合いを元に7月15日に創作活動に取り組みました。活動開始は、事前に話し合いをしていたにもかかわらず、意見の食い違いや単独行動が目立つ子ども達。話し合いのデザインマップを見せながら、大人(保育士)のアドバイスや介入で、どうにか軌道修正し、みんなで1つの木とお家を作り上げることができました。

 

【木の創作活動の様子】

まず、子ども達が決めたのは

『段ボールを丸めて(筒状)にしたものを重ねて、高さのある木を作る』

でした。これは1人の子がアイディアとして出してくれ、みんなが賛同。しかし、作り始めると問題が…。

それは、段ボールが固くて丸める事が少々困難であるこということ。すると、丸めるのではなく段ボールに付いてる“折り目”を利用して三角状の筒にした数人の子ども達。それを見て『なるほど!』と感じた他の子も同じように作り始めました。

しかし、そこで更に問題が…。アイディアを出してくれた子が、その作り方に納得出来ず口論に。

『丸って決めたのになんで三角にするの!』

『だって、丸作るの難しいもん…』

『でもさぁ!!』

 

しばらく様子を見守りましたが、解決しそうになかったため、大人が介入。口論の原因を明確にし、話を整理。

すると、子ども達も少しずつ相手の意見を聞く耳を持ち始め、

『じゃあ、三角と丸を繋げるのはどう?』

折り合いをつけられる様な意見を言ってくれる子が出てきて、それがきっかけとなり話し合いは解決。

 

そこから、木が出来上がるまでは、あっ!という間でした。葉っぱを作る人・木の枝を園庭で集める人など、自然と作業分担して、作り上げていました。

 

⬇️完成した木

※色画用紙にシワをつけ、破って葉っぱに見立てたのは、大人が少しアイディアを出しました。

 

【お家の創作活動の様子】

話し合いの中で出た『YouTubeで作り方を見てみる』ということからスタート。しかし、作り方が難しく子ども達はイメージ出来ず。これは、私の活動の進め方の反省でもありますが、【設計図】を前もって子ども達と作るべきだったことに気づきました。

しばらく、取りかかれずみんなで考えました。そこで、私から少しアイディアを出しました。

『牛乳パックを段ボールに貼り付けたら、壁みたいに立つよ!それを、繋げていったらどうかな?』

と、作りながら説明。すると、子ども達の中に何かイメージが浮かんだようで

『先生、それいいかも!』

『沢山繋げたら、みんなが入れるくらいの大きさになるね!』

みんなで手分けして作業開始!お家作りの子ども達は、お互いに声をかけあう姿が多くありました。

『ここ、持ってて!』

『こっちにも、ガムテープちょうだい!』

そして、お互いのアイディアを誉める

『あ、それいいね!』

『いい感じ!』

などの言葉も多く聞こえてきました。

 

途中、家とは関係ない自由製作を始める子もいました。話し合いのデザインマップを取り出し、再度何を作っていくかを一緒に確認することで、活動に戻ることができていました。

 

⬇️これは、玄関のドア

 

⬇️このスペースはお風呂

 

⬇️完成したお家で記念撮影

 

子ども達が考えた今回の創作活動は、協同性(共に力を合わせて行動すること)が必要な活動でした。担任としても、就学を意識する上で、子ども達の中に育みたいことの一つでもあります。まだまだ、大人の介入や声かけが必要ではあります。しかし、ちょっとした大人の援助とアドバイスがきっかけで、友達と協力して作り上げていく力=協同性が子ども達の中に、少しずつ育まれていることを知る事が出来ました。

 

そして、この木とお家を使った遊びは現在進行形で続いています。遊ぶなかで、更に必要なものを作ったり、取り入れたりしながら発展しています。

⬇️【現在の様子】

8月中旬くらいまでこの活動を継続し、子ども達の意見を取り入れながら、遊びが展開・発展していけるよう、私自身の援助や環境構成等も、十分に工夫して取り組んでいきたいと思います。

(文責:中江)

 

人形劇〜ピエロック一座〜

7/27  ピエロック一座さんをお招きし、リズム室にて人形劇を披露していただきました。

ピエロック一座さんのホームページはこちら。

朝駐車場には、大きなトラックが到着。子ども達と一緒にトラックを見に行き、園庭に戻ると「かわいいトラックだった!」「お城みたいだったよ!」などあまり見たことのないトラックに大興奮でした。

いざ、リズム室へ行くといつも見るリズム室とは違う光景が広がっていました。

今回の演目は三本立てになっていました。

1,バイオリン・アコーディオン・ギター・太鼓など10の楽器を操る楽器ショー

2,猛獣ライオンの火の輪くぐり人形劇サーカスショー

3,人形劇で見る喜劇王チャップリンの名作街の灯

途中、子ども達の元へ操り人形が遊びにきてくれると触りたい一心で手を伸ばす子どもも

人形劇が終わると、もも組(4歳児クラス)・さくら組(5歳児クラス)の子ども達は「楽しかった」「ライオンが本物みたいで怖かった」など手をあげて感想を教えてくれました。

人形を近くでじっくり見せて頂き、作り方なども教えて頂きました。

さくら組の子ども達は、どのように作られているのか・どのように動かしているのか興味津々になっていました。また、「作ってみたい」という声もあり、必要な材料や何を作るかの話し合いが行われました。

今回の経験が、子ども達の表現の幅を広げ深めるきっかけになったようで嬉しく思います。子どもたちの操り人形が完成する日が楽しみです。 

文責:神野

本日のメニュー⭐︎7/30

本日のメニューは”さばの味噌煮””海藻と押し麦の梅酢サラダ””けんちん汁”でした。

さばの味噌煮には、赤味噌と麦味噌を使用し、魚の臭みをとるために深ネギと生姜と一緒にじっくり煮込みました。時間をかけて煮ることで、柔らかくとても美味しい味噌煮となりました。

海藻と押し麦の梅酢サラダには、海藻の他にきゅうり・サニーレタス・しめじ・オクラを使用しました。押し麦は、炊いた後に梅酢を加え冷ますことで、もちっとした食感を楽しめながら梅のさっぱり感を味わうことができます。

オクラは、板ずりをしてから使用しました。板ずりをすることで、食材の表面に傷がつき、そうすることで調理の際に味が染み込みやすくなります。また、食材の変色を抑える効果もあります。今回はサラダだったので、、オクラの表面にある毛がとれるようしっかりと板ずりをしてから使用しました。さっぱりと梅酢の効いた夏にぴったりのサラダとなりました。

けんちん汁は、大根・人参・豆腐・ごぼうなど様々な食材が入りました。ごぼうは、蒸し煮をしてから汁に加えることで、ごぼうの独特の味がやわらかくなり、子どもたちも食べやすくなります。

暑い日々が続いていますが、どのクラスもおかわりに何度もきてくれて、たくさん食べてくれている様子を見てとても安心しています。

文責 大西

きく組(3歳児クラス) シャボン玉遊び

暑い毎日が続きますね。熱中症にならないよう、適宜水分補給をするよう子ども達に声をかけています。汗ばみながらも、子ども達は楽しく遊んでいます。

先日、さくら組の子ども達がシャボン玉遊びをしていた事からきく組(3歳児クラス)でも実際に遊んでみることになりました。

〜材料〜

・水

・食器用洗剤

・砂糖(入れることでシャボン玉が割れにくくなるそうです。)

 

液が少ししかなかったので、子ども達と一緒にシャボン玉液を作ってみることに! 子ども達はどうやって作るのかワクワクした様子で作る過程を観察していました。

いざ作ってみると、「飛ばないね」や「泡が〜…」と子ども達。残っているシャボン玉液と実際作ったシャボン玉液を両方出したのですが、やはり市販のシャボン玉液が人気でした。

想像以上にシャボン玉遊びを楽しんでいたので、親子ふれあいの集いで再度シャボン玉遊びをすることにしました。

 

今回の液作りでは子ども達にお手伝いをお願いし、一緒に作ってもらうことに!

前回は全体的に材料の分量が少なかったので、今度は水の量に対し、砂糖と洗剤を多めに入れてみました。

その結果、以前に比べて少し割れにくく、遠くに飛ぶシャボン玉を作る事ができました。今回も市販のシャボン玉が人気でしたが、作った液は泡が立ちやすく、その泡で遊ぶ様子が見られました。

今回のシャボン玉遊びでは、試行錯誤しながらでしたが「どうしたら割れにくいシャボン玉ができるか」を子ども達と考えられる良い機会となりました。

今後もお外遊びの中で水遊びや泥遊びと共にシャボン玉遊びを取り入れ、子ども達と試行錯誤しながら活動を広げていきたいと思います。  文責:西野

本日のメニュー⭐︎7/29

本日のメニューは”厚揚げの野菜あんかけ””里芋の含め煮””ひじきのみそ汁”おやつは”オレンジムース”でした。

厚揚げの野菜あんかけと里芋の含め煮に使用する出汁は、昆布と鰹節で一から出汁をとりました。この昆布と鰹節は、出汁をとった後、ふりかけにしました。

厚揚げの野菜あんかけには、たけのこ・玉葱・人参・さやえんどうが入りました。彩りもとても綺麗で、とろみがあることで食べやすく美味しい一品です。

里芋の含め煮は、時間をかけてしっかりと煮ることで、里芋の中まで出汁の旨味が染み込み、トロトロと柔らかく、出汁の味を楽しめる一品となりました。

ひじきのみそ汁には、ひじき・キャベツ・しめじ・油揚げが入りました。みそ汁の出汁も、いりこと鰹節で一から出汁をとっているので、出汁の効いた優しい味のみそ汁でした。

おやつのオレンジムースは、朝から作りました。マーマーレードジャムを使用し、豆乳や生クリーム、きび糖と合わせ作り、とても滑らかなムースになりました。

そして、今回はうめ組の食べている様子を見に行きました。みんなぱくぱく食べていて、「美味しい!」と笑いかけてくれたり、「おかわり!」という声を聞けたり、とても癒されました。他の組の子たちもたくさんおかわりにきてくれて、もうカップの中にはムースが入っていないのに、ずっとスプーンですくっていた子もいたと聞き、とても嬉しく思いました。

文責 大西

子育て講座「子どもと地域」&講座「療育について」

今回のブログは、子育て講座「子どもと地域」と講座「療育について」 の二本立てです。ご参加・ご協力頂いた保護者の皆様、まことにありがとうございました。

 

子育て講座「子どもと地域」

7月17日(土)10:00~11:30、子育て講座②「子どもと地域」を開催しました。

講師として、太田啓介さんをお招きしました。太田さんは、県PTA連合会会長を務めつつ、NPO法人SCC理事長もなさっています。太田さんの詳しいプロフィールについては、こちらのページをご覧ください。

 

恥ずかしながら、私自身PTAについてあまり詳しくありませんでした。今回、講話をお聞きすることで「PTAってそもそも何だろう」「PTAは何のためにあるんだろう」という疑問を解決することが出来ました!

 

PTA… Parent(保護者)とteacher(先生)の Association(組織)

 

最近はネットなどで、「PTAは不要」「強制参加が負担」といった声が見られます。

これに対して、太田さんは「PTAの活動が、全員が納得できるものである必要がある」「PTA活動の参加が負担…と感じている人にこそ、サポートが必要」と仰っていました。PTAは、お互いに助け合う地域の繋がりの場でもあるのですね。

また、様々な人が関わり合うPTAは「お互いに寛容である事」も大切であると、太田さんは仰っていました。多様化する世の中、様々な事情を持つ方はたくさんいらっしゃいます。困っている人をサポートした事が、巡り巡って自分が困った時に帰ってくることもあるでしょう。

子ども達のため、という目的を持ったチームとして、今後も暖かな地域の繋がりがより良く続くことを願います。

 

保育園では、保護者の皆様のご負担を考え保護者会活動は行っていません。しかし、日頃から保護者の皆様や小学校、療育施設とこまめな連携を取ると共に、吉野地域の子育て支援関係者の連絡会議などにも出席し、繋がりを深めるようにしています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

講座「療育について」

7月10日(土)13:45~15:45、「療育について」の講座を行いました。講師は、まふぃん錦ヶ丘の施設長伊集院暢久さんと岡田さつきさんをお招きし、保育園の職員が参加しました。

まふぃん錦ヶ丘は、同法人内の児童発達支援事業所です。ホームページはこちら

療育を利用するまでの流れや、まふぃんと保育園で二ヵ月に一回行っている連絡会について、特別支援のあり方について等学ぶ機会となりました。

講座の中で私が一番心に残ったのは、”一人で考えずに、みんなで情報を共有し話し合って、チームとして考えて欲しい”という点でした。

一人で考え込んでいると、無意識の思い込みに捉われてしまいがちです。職員ひとりひとりが見た子どもの姿を共有することで、多角的・多面的に子どもを知ることができるでしょう。

子どもを知ることで、「子ども自身が困っていること」が分かり、子ども一人ひとりに合ったフォロー(声かけ等の大人からの関わりや、保育室内の環境など)を考えることができます。

フォローの方法も、保育園の職員・療育や保健センター等関係機関・保護者の皆様と連携する中で、考えていくことが大切です。

 

研修が終わると、職員からお二人へ質問する姿も。

 

研修で学んだ内容は、連絡会の資料の書式変更という形でまずフィードバックしました。先日早速、新しい書式で連絡会を行い、より情報共有等がしやすくなりました。

今回のような研修を行い素早くフィードバック出来る協力体制が築かれているのは、同法人内に保育園と療育施設がある強みだと思っています。今後も、この強みを生かしていきたいです。

 

まとめ

奇しくも、子育て講座・職員向け講座共に「繋がり」を重視する内容でした。

”社会的孤立”が、社会問題として取り上げられるようになって久しい現代。保育園を起点に、地域や保護者の皆様と繋がりを深め、お互いに手を取り合えるよう力を尽くして参ります。

 

文責:櫻田

身体で表現し、楽しむ絵本(1歳児)

日々の保育の中で絵本の時間があります。うめ組の子どもたちは繰り返し構造の絵本が大好きです。今回は子どもたちから特に人気な絵本に親しむ子どもたちの様子をお伝えします。

 保育者が「絵本どうぞ」と、保育室内にある絵本を出すと自分のお気に入りの絵本を真っ先にめがけて取りに行く子どもたち。そんな子どもたちに特に人気な絵本は「だるまさん」シリーズです。(だるまさんが・の・と かがくいひろし 出版・ブロンズ新社)

「だーるーまーさーんーがー?」という保育者の言葉に身体を左右に揺らし、次のページのだるまさんの絵を見て同じポーズをとり身体で表現することを絵本を通して楽しんでいます。

時には、子どもが自ら「だーるーまーさーんがー」と声に出して読んだり、友だちに絵本を読み聞かせしたりしています。

「きんぎょが にげた」も子どもたちに人気で、保育者が「つぎはどこ?」と文章を読む前に「ここ!!」とキンギョを見つけて指差ししています。保育者の膝の上で1人が見ていても、友だちが次々と集まってきて「ここ!ここ!」と見つけていきます。その為、子どもたちの中で友だちより早く見つけて言わないと!と子ども一人一人がキンギョを探すことに必死になっている場面をよく見かけます。

(きんぎょが にげた 作・五味太郎 出版・福音館書店)

 

日々、絵本に親しむことで、保育者と一緒に読むことを楽しむだけでなく友だちに「読んであげたい!」という気持ちが子どもたちの中に芽生えてきています。

絵本には、子どもの成長を支える要素がたくさんあります。その中から、2つご紹介します。

①絵本から学び、動物や色の名前など使える言葉が増えることで自分の意志を伝えたり表現したりすることが出来る。

②保育者の読む「言葉」と絵本の「絵」を照らし合わせて理解し、子どもたちの見立て遊びや想像力に繋がる。

これからも園生活を通して多くの絵本に出会い親しみ、子ども自身の言葉や表現がより豊かなものになっていけたらと思います。(文責 松添)

本日のメニュー⭐︎7/28

本日のメニューは、月に一度のランチBOXの日で”わかめご飯””鶏の唐揚げ””ニラの卵とじ””ツナサラダ”でした。

鶏の唐揚げは、タレ(りんご・玉葱・塩麹・にんにく・生姜・みりん・酒・醤油)に漬け込み、一つ一つ片栗粉をつけ揚げました。様々な食材の入ったタレにしっかりと漬け込むことで、お肉が柔らかくなり、子どもたちの食べやすい甘めの唐揚げとなりました。月に2回の揚げ物の日ということもあり、子どもたちもとても楽しみにしてくれていて、沢山食べてくれました。

ニラの卵とじは、とてもきれいな彩りとなり、卵にしっかりと味をつけることで、ニラとの相性もよく、とても美味しい卵とじとなりました。

ツナサラダには、ツナやきゅうり、マカロニ、コーンなどが入りました。手作りの豆乳マヨネーズと和え、子どもたちの好きなものが沢山入ったサラダとなりました。

文責 大西

水遊び、数センチに潜む危険

今月9日の政府広報オンラインに、水難事故について注意換気をする記事が掲載されました。(→こちらを参照下さい)

今回は保育園に潜む「水の事故」の危険について書いてみます。

数センチの危険
応急処置や救命救急法の研修では、「子供は10~15センチの水、乳幼児では数センチの水があれば溺れる。」と教えられます。
保育園生活の中にも“数センチの危険”は潜んでいます。ビオトープやタライの水だけでなく、雨上がりの少し大きな水たまり、沐浴台やシャワー室のバスタブなどもそうです。このような環境因子がある事を十分に理解して、小さな出来事もスタッフ間で情報共有しながら、『溺水を起こさない!』を第一に子供たちを見守っています。

 

人は静かに溺れる
テレビや漫画などの溺れるシーンでは「溺れるー。だれか助けてー!」と大声を出して助けを求めるシーンを見たことがあります。しかし、これは誤解されやすいイメージで実際は大声を出すことはできません。また、大人であっても大きな音をたてて水面をバシャバシャと叩く事は困難ですし、周囲の音にかき消され、気がつかれない事がほどんどです。特に小さな子供は溺れたという状況を理解する間もなく、静かに頭から沈みます。「ほんの少し目を離した隙に。」という証言が多いのはその為です。

溺れかけた後にも注意を
溺水には大きく分けて2種類あります。溺れてもがいているうちに喉の筋肉が緩んで肺に水が入る湿性溺水と、溺れた際に水を飲んだ刺激で喉にけいれんが起こり呼吸出来なくなり、脳に酸素がいかなくなって意識を失って溺れる乾性溺水です。また、二次的溺水症状も観察が必要で、重篤なると肺炎や肺水腫(肺の中に滲み出た体液成分がジワジワとたまる状態)を起こすこともあります。溺れた直後には症状がなくても約72時間後までは子供の体温や呼吸状態、ぐずり、活気などを観察をして、「何かおかしいな」と感じたら医師の診察を受けましょう。

遊びの中で水になれる
子供たちの5感を刺激し、普段とは違った雰囲気を味わえる楽しい水遊び。お隣のこども園の園内から流れてくる自然の湧き水・水道水・タライに溜めた水・ホースで勢いよく撒かれる水…水の感じ方は、それぞれ違い、子供たちは夢中になって遊んでいます。

0〜1才のたんぽぽ組の子供たちも遊びの中で無理なく水に触れる事が出来ていると感じます。ビオトープの前で目撃した出来事ですが、年上の子が年下の子に「入ったらあぶないよー。」と声をかけているの見かけました。子供なりの経験の中で危険予測の視点も少しずつ育っているようで、頼もしいと感じました。子供たちが安全な水遊びができるよう、水遊びの危険を伝えていくのも大人の役割だと再認識しました。

お盆休みも近づいています。
水遊びの際は特にですが、お出かけ先でもご自宅でも子供から目を離さずに声かけをこまめに行うようにして、安全で楽しい夏をお過ごし下さい。

文責 大木

本日のメニュー⭐︎7/27

本日のメニューは、”焼きししゃも””切干大根の煮物””なめこのみそ汁”でした。

切干大根の煮物は、昆布と鰹節からとった出汁を使用して煮ました。出汁を一から取ることで優しい味となり、また時間をかけてじっくりと煮ることで、旨味がしっかりと染み込み、とても美味しい煮物となりました。

今回は、出汁をとるのに使用した、昆布と鰹節でふりかけを作りました。

ふりかけは、ご飯のおかわりにきてくれるほど子どもたちから人気となっています。出汁をとるのに使用している昆布や鰹節、いりこはとても立派で厳選したものとなっています。その素材を無駄にすることなく、このように工夫をして提供しています。

おやつは、”チーズ蒸しパン”でした。クリームチーズを混ぜた蒸しパンとなっており、ほんのりチーズの香りのするおやつとなりました。しっとり感もあり、子どもたちも沢山おかわりにきてくれました。

文責 大西

本日のメニュー⭐︎7/26

本日のメニューは”マーボーナス””きゅうりの塩昆布和え””中華スープ”でした。

マーボーナスは、ナス.玉葱.人参.干し椎茸.生姜.にんにくを使用しました。味噌を2種類、麦味噌と豆味噌を入れることで、味に深みが出て美味しく仕上がりました。

きゅうりの塩昆布和えは、きゅうりにさっと湯通ししてから、塩昆布と胡麻油で味を整えました。さっぱりとしていて、マーボーナスとぴったりでした。

中華スープは、絹ごし豆腐.にら.榎茸.深ネギ.わかめが入りました。いりこと、鰹節などの混合だしパックで出汁をとり、醤油や、塩.胡麻油で味をつけました。旬の食材が沢山入った暑い日に、よく合った三品で好評でした。   文責:森

本日のメニュー⭐︎7/24

本日のメニューは”焼きそば””バナナ”でした。

焼きそばには、人参や玉葱、ピーマン、キャベツ、もやしと様々な野菜が入りました。その他にも、お肉とイカも入っています。ピーマンは、しっかりと火を通すことで、独特の苦味をできるだけなくし、子どもたちの食べやすいよう工夫をしました。

中華麺の中には、卵が含まれているため、アレルギーの子にはうどんを使用し、焼きうどんにして提供をしました。また、まだ離乳食からあがったばかりの子にはイカを抜くなど、子どもたちに合わせた提供をしています。

 

来週からは、連休明けとなり子どもたちも久しぶりの給食となる子が多いので、少しずつ無理せずペースを戻していけるよう、私たち給食室も子どもたちの様子を見ていきたいと思います。

文責 大西

 

本日のメニュー⭐︎7/21

本日のメニューは”タコスプレート””マッシュポテト””りんごジュース”でした。

タコスは、メキシコ料理の一つとなっています。タコスにかけるサルサソースは、玉葱・ピーマン・トマトにライムとレモンの搾り汁・にんにく・塩を加え作りました。玉葱・ピーマンは小さくみじん切りにして、一度スチームコンベクションで焼きました。そうすることで玉葱の辛さやピーマンの苦味が消え、とても食べやすく美味しいサルサソースとなりました。

たんぽぽ組からゆり組の子どもたちには、レタスとお肉(赤えんどう豆・いんげん豆・ひよこ豆・大豆も含まれています)を包み、きく組の子どもたちには、レタスやトマト、アボカド、そしてお肉を子どもたちの食べやすい大きさに合わせたトルティーヤで、一つ一つ丁寧に包みました。もも組・さくら組の子どもたちには、セルフで自分たちで好きなように食べてもらう形で提供しました。

綺麗にくるっと巻いて食べる子や具材とトルティーヤを別々に食べる子など、個性あふれた給食の時間となりました。本格的でとても美味しいタコスとなり、子どもたちからもたくさんの「美味しい!」の声を聞くことができました。

文責 大西

新たなリトミック

 先月、竹原先生による”運動の発達と学習”という幼児期に必要な運動経験についての園内研修がありました。その際に学んだことを今月の全体リトミックで取り入れていきました。【研修についての記事はこちら

乳幼児期の運動発達には階層に分けることができます。(竹原先生資料参照)

◎1歳未満→基本機能獲得期【基本機能】
寝返りや、ハイハイなどを通して歩けるようになります。これらが身体活動の基本であり、ヒトの基本機能である直立二足歩行に繋がる。

◎1〜3歳→基本機能安定期【重力に適合した動き】
歩く、走ることが安定し手も上手に使える。跳ぶ、登る、くぐるなど自分の体を使って遊べるようになる。

◎3〜5歳→基本機能活用期【環境に合わせた動き】
ボールを投げる、ジャングルジムで遊ぶなど体と道具を使った遊びを通して身体感覚を向上させる。

これらの運動発達は経験を通して運動学習(運動発達の基本機能を活用して習得される運動機能)へと繋がり、自身の運動スキルとなっていきます。

リトミック担当の私たちは、竹原先生のアドバイスを元にリトミックのプログラム内容を見直すことにしました。
まず初めに、運動発達を踏まえた運動学習ができるよう、今までの動きの順番を変えたり、環境を変えたりことから始めました。

【リトミックの過去の記事はこちら】

◎変更のねらい
0〜2歳児クラス(たんぽぽ、うめ、ゆり組)は運動発達に添い、基本の動きを徹底する。
3〜5歳児クラス(きく、もも、さくら組)は環境に合わせた動きを取り入れる。

 

具体的な内容

変更前
歩く→走る→座る→這う→しゃがむ→ころがる→這いながら進む→飛ぶ→寝転がり上に足を動かす
変更後
ころがる→這いながら前に進む→寝転がり上に足を動かす→這う→歩く→走る→しゃがむ→跳ぶ
床に近い動きから始めることで、運動発達の段階を踏まえた動きを意識しました。

 

変更前
わに→這いながら動く
ます、とんぼ、めだか→歩く・走る

変更後

わに→ベンチ椅子や大人の足の下を潜る
ます、とんぼ、めだか→床にプラホーミングを置いて視覚的に意識しながら進む。同一方向のみでなく自分の好きなように動く。

どんぐり→手を下げて転がる

【わに】大人の足、長椅子の下をくぐる

【どんぐり】手を下にして転がる

【ます、とんぼ、めがか】プラホーミングを避けて歩く、走る

子どもたちからも、いつもと違うリトミックに”はやくしたい!”という意欲の現れが表情や言葉にでていました。初めての試みだったので、環境に合わせた動きと共に、音楽のリズムや音を聞き分けることが難しい様子もありました。定期的に環境を変化していくことで子どもの”してみたい”を引き出しながら、環境に合わせられる体の動かし方を育んでいきたいと思います。関

本日のメニュー⭐︎7/20

本日のメニューは”がんもどきのうま煮””スパゲッティーサラダ””水菜のみそ汁”でした。

がんもどきのうま煮は、にんにくや生姜、干し椎茸、そして干し椎茸の戻し汁などを加えて時間をかけてじっくりと煮ました。旨味が中までしっかりと染み込み、とても美味しい一品となりました。子どもたちは、がんもどきが食べ慣れていなかったのか、最初は食べるのをためらっていましたが、一口食べると「美味しい!」と言ってたくさん食べてくれていました。

スパゲッティーサラダには、子どもたちの好きなハムやコーンが入りました。手作りの豆乳マヨネーズを使用し、ちゅるちゅるとした食感の楽しめる美味しいスパゲッティーサラダとなりました。

水菜のみそ汁は、水菜・大根・高野豆腐・ネギが入りました。高野豆腐には、大豆イソフラボンやカルシウム、ビタミンKが含まれています。煮物などの料理に使用することは多くあると思いますが、みそ汁に入れても食べやすく、美味しく食べられます。

文責 大西

もも組(4歳児クラス) 協同性を育む

最近は、友達と童具遊びでは大きなタワーをみんなで作ることや砂場で共通の目的に向かって友達と協力して遊ぶ等、少しずつ協同性を持って友達と関わり、時には自分の考えを言葉で伝え合いながら遊ぶ様子が見られるようになってきました。

協同とは

友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる【幼児期の終わりに育ってほしい10の姿より】

 話し合いの中で・・・

まだまだ自己主張が強く、遊びがうまくいかないこともあり、ぶつかり合いも多いです。しかし、次週のやりたい遊びについて話し合いを行っていく中で、自分のやりたいことを主張しながらも友達の意見にも耳を傾け「いいね!」と肯定的に受け止めたり、「でも難しそうだから○○のほうがいんじゃない?」と提案したりしながら、主体的にやりたい遊びを決められるようになってきました。

話し合いの中で私達保育者が話を整理して、子ども達の質問力や気づきを引き出せるように配慮することは不可欠ですが、繰り返し話し合いを行いながらクラス全体、もしくはグループでの目的を明確にすることで、より協同性をもって活動できるように働きかけていくことが大切だと思っています。

友達との関わりと様々な出来事を通して嬉しい、楽しい、悔しい、悲しい等の感情体験を味わったり、我慢したり気持ちを切り替えたり等しながらお互いの良さを認め合う中で関係を深めていき協同性が育まれるように今後も保育を実践していきたいと思います。

文責:迫田

 

 

 

 

 

本日のメニュー⭐︎7/19

本日のメニューは、”白身魚のレモン蒸し””オクラとカリフラワーのサブジ風””もやしスープ”でした。

白身魚のレモン蒸しは、レモンの風味が漂い、さっぱりとした一品となりました。パセリも一緒にふり蒸すことで、彩りも綺麗で視覚からも楽しめました。

オクラとカリフラワーのサブジ風には、左からコリアンダー・ガラムマサラ・ターメリック・カレー粉・タイム・クミンの5種類のスパイスを使用しました。サブジとは、インド料理の一種で野菜の蒸し煮、炒め煮のことをいいます。多くのスパイスを使用したことで、スパイスのいい香りが食欲をそそり、またオクラのネバネバ感も夏にぴったりの美味しい一品となりました。

もやしスープには、たっぷりのもやしが入りました。玉葱から甘味がでて、さっぱりととても美味しいスープとなりました。

おやつは、”黒糖ラスク”でした。しっかりと味が染み込んで、パリッと美味しいおやつとなりました。子どもたちから人気のおやつとなっており、おかわりにたくさんきてくれました。

文責 大西

本日のメニュー⭐︎7/17

本日のメニューは、”青じそごはん””たくあん””具沢山みそ汁”でした。

青じそごはんの青じそは、朝にさくら組が採ってきてくれたものを使用しました。青じそはしっかり洗い、みじん切りに細かくし水気を拭き取り、ふりかけのようにして胡麻と一緒に炊き立てのご飯に混ぜました。しその香りと胡麻の香りが漂うとても美味しいご飯となりました。

具沢山みそ汁には、人参や大根、里芋、しいたけ、ネギなど多くの野菜が入りました。それぞれの野菜からしっかりと旨味がでて、優しい味のみそ汁となりました。

そして、本日は月に一度の「粗食の日」でした。お米を中心とし、動物性タンパク質(魚や肉)の少ない食事に触れること。現代の食生活を振り返り、普段の食事に感謝する機会をつくること、を目的としています。子どもたちも私たち職員も、普段の食事に感謝できる大切な日となっています。

文責 大西

たんぽぽ組(0歳児クラス)の感触遊び

4月から積極的に戸外へ行き、砂や泥・水と触れ合ってきました。感触遊びを経験した0歳クラスの子どもたちについてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感触遊びとは、ドロドロ、ベタベタ、サラサラ、冷たい、温かい、などのいろいろな感触を手足で感じながら、握ったり丸めたりちぎったりすることで、大脳を働かせて五感を刺激していく遊びのことです。乳児期から感触遊びを行い、たくさんの物に触れてきた子どもは、刺激をたくさん与えられ好奇心旺盛で、何にでもチャレンジしようと新しい試みを持つことが出来るようになります。そして手は第二の脳、足の裏は第二の心臓と言われています。まずは自分で触り、知っていく事から始まります。感触遊びを行うねらいも様々です。

☆情緒安定をはかる親子の肌と肌の触れ合い、毛布にくるまると落ち着くなど)
☆危険を察知し、身を守る力をつけるとがったものに触ると手を引っ込める、手に虫がついたら払いのけるなど)
☆触っただけでものの識別ができる巾着に入っている様々な形のおはじきの中から丸い形だけを取り出す、バックの中から中をのぞかずに筆箱を取り出すなど)
☆自分自身の身体を知ることができる自分の大きさや手足の長さを把握できるようになる、遊具をうまくくぐったり眼をつぶっていても自分の身体がどこを触られているのかわかるようになるなど)
手掴み食べを積極的に行っている理由にも当てはまります。
4月から砂・泥・水と触れ合ってきてだいぶ慣れてきた子どもたち。ステップアップとして絵の具での感触遊びを取り入れました。
6月に1回目を行いました。初めての経験で、たいへん驚いていました。
今までの砂や泥とは違いべちょっとした感覚、鮮やかな色、絵の具独特の匂い。驚くのも当然です。保育士も一緒に絵の具に触れてまずは”怖くない”ということを知ってもらいました。
そうすることで、少しづつ慣れて恐る恐る触り始めました。そこからはスムーズに絵の具の魅力に取りつかれていました。
しかし、T君はまだまだ警戒している様子でした。
友達が触っているものの、T君にとって初めての物に触ることに勇気がもう少し必要な様子。
そのような時は私たちも無理強いは絶対にしません。「びっくりしたね」「嫌だったんだよね」と共感の言葉を添えつつフォローします。絵の具のプールに入る事さえ嫌だったT君は、その日プールの外でクレヨンでお絵描きして楽しみました。
そして7月の2回目。Tくんの反応が気になります。前回の反省として、絵の具とその子を仲介するもの(筆など)を用意していなかったという点がありました。今回は、タンポという道具を用意して直接絵の具に触らないでも楽しめるように工夫しました。すると、前回はプールの中にさえ入るのを拒んでいたT 君が、プールの中に入り絵の具遊びを楽しむことが出来ました。「絵の具は怖くない」「1度見たことがある」という経験が実になったのだと思います。
たんぽぽ組での経験は人生で初めてと言っても過言ではありません。たくさんの経験を通してたくさんのことを知ってほしいと思っています! 文責:春成
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