うめぐみ 保育士の関わり

12月に行われるフェスに向けて作品整理をする中で、子ども達の写真や作品を整理しています。

4月の写真を見るとまだまだ赤ちゃんでよちよち歩きの姿も。

最初はあどけなかった作品も、最近では「〇〇つくったの」と、言葉で表現できるようになり、4月では想像もできなかった素敵な作品がたくさんあります。

心も体も大きくなっている子ども達は、自我が目覚めはじめ「何でも自分でやりたい!」「チャレンジしたい!」という気持ちが強くなってきます。保育士は「やる気」を受け止め、少しずつ「できる」を増やしていくよう、関わりを深めています。


自分でズボンが履きたい‼︎

自分で食べたい‼︎

自分でお茶持ってくる‼︎

子ども達の思いに寄り添いながら出来る限りやりたい事が出来る環境を整えます。トイレに行きたい子はトイレに誘い、着替えを自分でしたい子にはとことん見守る事ができる環境をつくります。

 

感触遊びを十分楽しみ、自分にも出来る‼︎と、自信を持っている子ども達の姿を見ると、子どもの興味に合わせた素材や、発達段階に合わせた関わりがとても大切だということを改めて感じます。

子ども達と関わる上で私自身が大事にしていることは子ども達と一緒に自分がワクワクすることです。

私にとってワクワクとは…?

自分も小さい時こんな事したら楽しかったなぁ、こんな時困ったな…と、思い出す事です。

これ楽しかったから一緒にする‼︎ではなく、子ども達が見つけた発見や感動を子ども達の気持ちになって受け止めるという事を大切にしています。

 

私たち大人があれこれ結果を伝えることは簡単ですし、こうやったら効率がいいからこうしてと、教え込むのも良くありません。

子どもは小さな科学者。

発見や驚き、気づきをいかに受容的に関わるかを日々考えます。

先日の研修で、先生達はありの行列を何回も見ているはずなのに子ども達が発見すると「わぁすごいねぇ‼︎」と、初めて見たかのように言う。何か術を持っているのですか?と、冗談まじりで言われました。

たしかにその通りです。「あーしってる、ありの行列ね」なんて言ったことはありません。

常に子どもの気持ちに寄り添い、発見を共感しているからこその保育士の姿です。

基本的生活習慣に興味を持っているうめぐみの子ども達の姿がさらに広がるよう、保育室には仕掛けがたくさんありますし、保育士の言葉掛けもよく考えながら言葉をかけています。

いよいよ12月、2019年ももうすぐ終わりです。

これからどんなことに興味を持ち、どんな姿を見せてくれるのか、子ども達のワクワクを保育士も楽しみながら関わっていきます。

自然に親しむ子供達 さくら組


 去年、もも組であった頃から自然や季節の植物に興味を示し、遊びに取り入れてきました。そんな子供達のブームになっているのがハーバリウム作りです。花について子供達と調べている時に見つけたハーバリウムをみて「作ってみたい!」と興味を持ったところから始まり、「どうやったら作れるの?」「なんでお花を乾かさなくちゃいけないの?」次々に疑問と興味が生まれ、活動に取り入れてきました。

初めはどこで乾かすのか話し合いになり、結果屋上に決定。2枚目の奥に1人座っている子供は、「ここの方が太陽の光がよく当たっていると思うから!ここがいい!」と子供なりに考えてこの場所を選んでいました。

 

 

好きな花を見つけては摘んで、乾かして瓶に詰める。年長児にとっては、割と単純な作業に思えますが想像以上にブームとなり、花の詰め方や花の種類にもこだわり自分だけのオリジナルを製作することを楽しんでいる様子でした。

 

 

興味は植物だけにとどまらず「果物いれたらどうなるの?」そんな子供達の疑問から果物にも挑戦!

給食室の先生にもアドバイスを頂きながら、ドライフルーツも作りました。

(よくみると瓶の中にリンゴが入っています)

秋になるとどんぐりや数珠玉を拾い集め、季節のハーバリウムや輪飾りも作っていました♫

 

冬も近づき、木も枯葉になり始めている事に気付いた子供達は「先生!!赤くなってきてる(枯葉になっている)から秋と冬が来るね!!」と一言。自然の事象をただ見ているのではなく子供なりに季節の移り変わりや自然の変化を感じ、様々な形でイメージを持っていることに驚いた場面でした。園庭に沢山落ちている落ち葉も子供にとっては大切な遊びの材料!最近では、落ち葉と砂を集めてアート作品も作り始め、子供一人一人が自然を用いて表現することをたのしんでいます。

 

先週は押し花を作ることとなり、花を重荷の下に置いて仕込んでいた子供達。

今日はその花がいい感じに仕上がっていたので、押し花に挑戦しました♫

 

これからどんな自然に興味を持ち、遊びに取り入れていくのか…楽しみです♫

 

 

 

 

 

 

 

心の育ち ~思いやり~

私は、フリーという立場で様々なクラスに入って保育を行います。2歳児ゆり組に入った時「ほっこり」した出来事があったので紹介します。

【ほっこり1】

朝の登園時間。Iちゃんがお母さんに抱っこされて寝ながら登園。昨晩、就寝時間が遅くなった…という理由でした。お母さんからIちゃんを受け取り「Iちゃんおはよう」と声をかけるが起きる気配はゼロ。30分くらい寝かせてあげようと思い、畳の上にタオルを敷きIちゃんを寝かせると、T君が近寄ってきて「I、どうしたの?」と心配そうに聞いてきました。「眠たいんだって。昨日、寝るのが遅かったみたい。だから、少しここで眠らせてあげようと思って…」と伝えると、足早にその場を去ったT君。その後、私はIちゃんが寒いかな~と思って被る物を探したんです。すると、その場からいなくなったT君がおままごと用のブランケットを持って立っていたんです。「もしかして、Iちゃんのために持ってきてくれたの?」と聞くとコクン!と頷くT君。私思わず「ありがと~~~!」って抱きしめました。「ちょうど、被る物探してたの。とっても助かります!」感謝の思いを伝えました。T君はきょとんとした表情でしたが、私がIちゃんにブランケットを被せるのを見届けると、自分の遊びに戻っていました。何気ないT君の優しさが心から嬉しかったです。

 

【ほっこり2】

戸外遊びの時間。私は遊具を上る子を側で見守っていたんです。するとそこへ三輪車に乗ったゆり組の子ども達が3人やってきました。一旦止まってまた3人で連なって出発しようとした時、S君の靴が脱げてしまったんです。S君は「ちょっと待って!ちょっと待って!」慌てて先頭のT君に伝えますが、T君にはその声が届かなくそのまま出発してしまいました。「ちょっと待ってって言ったのに~~~」とS君は置いていかれて大号泣。S君はその悲しみを保育士に訴えたくて周りをキョロキョロしながらさらに大号泣。(後ろに私が立っている事には全く気づいてない!)あまりに大きな声で泣くので声をかけようかな…って思ったんです。すると、S君の側にしゃがんでいたRちゃんがS君と脱げた靴をじっと見つめ、黙って履かせてくれていました。するとS君の泣き声は徐々に小さくなり、泣き止み「Rちゃん、ここに乗る?」と自分の三輪車に誘っていました。もう、置いていかれた悲しみは消えたようでした。Rちゃんの優しさがS君の気持ちの切り替えを手伝ってくれたようです。そんなこんなしていると、先に行ってしまったT君が気づいて戻ってきてくれました。一件落着です。「どうしたの?」って声掛けなくてよかった。見守っていてよかった。と思う瞬間でした。

保護者の皆さんもお子様が誕生してどんな子に育ってほしいか考えた時に「思いやりのある子に…」「優しい子に…」と考える人も少なくないと思います。ある著書の中に“思いやりは身近な人とともに育つ。”とありました。子どもの心に、思いやりの気持ちはほうっておいても育つわけではない。だれかがだれかを思いやっている姿を、日ごろから身近にみる必要がある…と。親が子どもを思いやる、周りの大人が子どもを思いやる、年上が年下を思いやる…。生まれてから周りにいる人の思いやる姿を目にして、そして、子ども自身がたくさんの思いやりの心を注がれることで自然と育っていくものなんだと思います。きっと、ほっこりエピソードのT君・Rちゃんもそういう経験をしてきたからこそ自然と思いやりのある行動になったんですね。

 

心の育ちって、大人が教えて・子どもがそれを覚えて育っていく・・・ではなく、親と子、大人と子ども、自分と友達など人との関わりの中で育っていくものなんだと思います。関わる中で、相手の気持ちのこもった言葉やしぐさを肌と心で感じる。「○○されて嬉しい」「ぎゅってされて心地よかった」「○○の言葉が嬉しかった」など… 自分が受けたその心地よさや嬉しさ、喜びを相手に返す。それが自然と思いやりの行動となるのではないでしょうか。これからも、子ども達がそんな気持ちで心が満タンになるよう、十分に触れ合って保育を行いたいと思います。    (文責:以上児リーダ中江)

本日のメニュー☆11/28~ほっこりニュース続編~

今日のメニューは“筑前煮”“ふのりと揚げの味噌汁”でした。今日も朝から出汁をとったり、しいたけを戻したりとお正月の祖母の家を連想させるような香りが充満していました✨

今日はうめ組さんがたくさんお代わりにきてくれました。うめ組さんは、昨日の松茸が食べなれない様子でしたが、今日のような煮物は大好きでとても進みが早かったです。

今日は筑前煮にごぼうが入っていました。あのほっこりニュースの日以来、久しぶりのごぼうで、私たちも心待ちにしていました。あの日以来、ごぼう(枝)を持ってきてくれた男の子が私たちとすれ違うたびに満面の笑顔と、期待の眼差しで私たちを見ていたので、早く見せてあげたいなと思っていました😂

今日、お昼前に給食室にきてもらって、この前とってきてくれた枝と本物のごぼうを目の前に出して、比べてもらいました。

硬さを比べたり、匂いを比べたり様々な問いかけをして違いを見つけてみましたが、「これってどちらともごぼうかな??」と問いかけると、やはり「うん、ごぼう!」…。最初見つけた時に、「ごぼうだ!」と強く認識していたようで、彼にとってはどうしてもごぼうだったのです。最後の手段だ!と本物のごぼうを目の前で折って、その匂いをかいでもらいました。そうすると「こっちがごぼうだ!」とやっと認識してくれました!

周りに、きく組さんがたくさんいて、みんなその様子を見ていたので、きく組さんにとって今日はごぼうが特別なものになったようです😊

でもやはり、あれは彼の中でごぼうだったようで、クラスに帰ってご飯を食べているときも「今日のごぼうは僕がとったんだ!」と友達に得意そうに話をしていたようです。今回のことで、それ自体を理解することには繋がりませんでしたが、クラスの中でも、その男の子の中でも大きな“食事の印象”として残ったのではないかなと思います。実際に今日の給食ではごぼうを食べる進みがよかったり、みんなで楽しくコミュニケーションを取りながら食事をしたりと、食育活動として大きくプラスになりました!

保育士と連携して、こどもたちの素朴な疑問や、発見にじっくりと付き合っていけたら良いなと思います。

今回のほっこりニュースの結末として、最初から最後までそれ(枝)は彼にとってごぼうでした。😌

本日のメニュー☆11/27

今日のメニューは“秋おこわ”“鶏じゃが”“松茸と車麩のすまし汁”でした。秋らしいメニューで朝から煮物の出汁の香り、おこわを蒸す匂い、松茸の上品な香りがしていて、なんとも幸せな空間となっていました✨

おこわにはキノコがたくさん入っていて、しいたけの戻し汁も一緒に入れて染み込ませたのでとっても香りがよく、また枝豆が入ることで見た目も鮮やかでした!

なんと言っても今日の推しは松茸でした!なかなか給食では出ない食材で、高級なものなので朝から先生たちもワクワクしている様子でした😊

包丁で切るより、手で割いた方が良い香りがするので、1つひとつ手で割きました。すまし汁の味の決め手ともなる出汁も、鰹節と鰹だしパックを使って、朝から丁寧にとりました。

朝から先生達が子どもたちにも松茸のことを伝えてくれていたので、少しクセがあり食べなれない松茸でしたが、大事そうに食べてくれました😊

自分自身、大人になるまで食べたことのない食材や料理もたくさんありました。それを大きくなるにつれて少しずつ知っていくことも良いことですが、このようなものに、小さいときから触れていくと、これからの食への興味はもっと広がるでしょうし、本物の味を幼い時から知ることで自分で食材を選んでいく年齢になったときに、役にたつのでは、と思います。保育園では今回のような機会を大切にして、子供たちの食に対する興味を少しでもわかせてあげられたらなと思います!

本日のメニュー☆11/26

今日のメニューは“白身魚のカレー甘酢”“ブロッコリーのアイオリ炒め”“ごまけんちん汁”でした。

アイオリ炒めは、ニンニクをベースの味としています。南フランスでよく使用されているアイオリソースはニンニク風味のマヨネーズのようなもので、「アイオリ」とはフランスのプロヴァンス語で「ニンニクと油の」という意味があります。オリーブオイルとニンニクのいい香りが色んなお部屋まで香ってきたようです😊塩とこしょうと、ニンニクというシンプルな味付けてしたが、ベーコンが良い香りと味をだしてくれたので、こどもたちもよく食べていました!

児童発達支援事業所まふぃん錦ヶ丘 体験・相談会のお知らせ

児童発達支援事業所まふぃん錦ヶ丘の体験・相談会を開催します。

12月16日(月)・19日(木)16:00~ 小学生向け

12月25日(水)      10:00~  未就学児向け

錦ヶ丘保育園からはお隣の幼稚園園庭を通ってものの数分!お子様の発達についてのご相談、活動の見学などなど、どうぞお気軽にご参加ください。保育園職員にご参加希望をお伝えいただいてもかまいません。

まふぃん錦ヶ丘の職員は、認可保育園(錦ヶ丘保育園から異動した職員もいます)経験者、幼稚園や学童保育経験者、乳児院や児童養護施設経験者など資格を持ちお子様の育ちを長年みてきたプロフェッショナルばかりです。また何と言っても同じ法人の姉妹園ですから職員の連携や交流も盛んです。「まふぃんの先生こんにちは!」とすぐに園児に顔を覚えてもらいました。

勉強をするにも、書いて覚える人見て覚える人、得意な方法は様々です。同様に、保育園でいつもはたくさんのお友達と過ごしていても実は少人数でじっくり活動するほうが落ち着くというお子様もきっといるはず。お子様の成長を後押しする選択肢の一つとしてお考えいただけると幸いです♪

活動内容や事業所の詳しい説明はこちらから:https://muffin.tonohara.org/

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本日のメニュー☆11/22

今日のメニューは“ハンバーグ〜きのこソース〜”“さつまいもの甘煮”“ほうれん草と卵のみそ汁”でした。ハンバーグのきのこソースはきのこを炒めて、かつおだしをとったものに入れて味をつけました。だし風味だったこともあり、子どもたちのすすみもよく、たくさんおかわりをしていました!

卵の入ったみそ汁も最初は少し警戒していましたが、好きな味だったようで良く食べていました。

もも組さんに行って様子を見ていると、すごい勢いで食べていて先生に止められている子もいました😂誰か1人が「美味しいよ!」と言うと、それが連鎖して、みんな美味しい美味しいと食べていました!私の隣にいた男の子が「全部めっちゃ美味しい!」と言ってくれましたが、その子のお皿をみると、明らかにまだ手付かず‥‥(笑)みんなが言っていたので、焦って気をつかって言ってくれたのかなと思うととても可愛らしいです😊

 

本日のメニュー☆ほっこりニュース11/21

今日のメニューは“里芋と牛肉の香り煮”“和風長芋グラタン”“青のり汁”でした。里芋やじゃがいも、栗などが入っていて、とても秋らしいメニューでした。栗の甘さもあり、良いアクセントで子供たちにも人気でした!

和風グラタンは、すりおろした長芋に味噌を醤油でのばした調味液を混ぜこみ、豆腐とツナ、しそを混ぜた具材にかけてチーズを乗せて焼きました。

ふっくら焼けていて、子供たちもよく食べていました!

今日は午前中に給食を作っていると、きく組の男の子が給食室に来ました。手に何かを持ってモジモジしていたので、「どうしたの?」とこちらから声をかけると、「ごぼうがあったから持ってきたの」と言って手に持っていたものを差し出してくれました。私たちも、なぜごぼうがあったのか不思議に思っていて、その子が差し出してくれたものを見てみると、木の根っこのような、枝のようなものでした(笑)

たしかに、見た目もごぼうに似ていて匂いも土臭かったのでごぼうに見えなくもないですが、それはたしかに枝でした😂

その子にとってはどうしても、それがごぼうだったようで、何度も給食室にきました。洗ったり、皮を少し剥いたような様子だったので、「ちがうよ!」と帰すのもどこか切なく、給食室内でも話し合いました。その結果、それを1度受け取って、「今日は給食には入れられないからまた今度ごぼうか入る時に入れるね」と言いました。きちんと、違うということを伝えてあげた方が良かったのか、迷うところではありますが、納得してくれたので良かったです。普段あまり給食室に来ない男の子だったので、勇気を振り絞って来てくれたのだろうなと思うと、とても可愛らしくほっこりした出来事でした😊

うめ組 見立て・つもり遊び

 

今回のブログでは、うめ組で少し前から見られる姿や遊びをご紹介します。

ブロックや積み木などのおもちゃを出すと、はめ込んだり、積んだりして遊ぶ姿の他に「もしもし〜」と電話をする遊びが始まります。

 

 

あるモノ何か別のモノに見立てる、

『見立て・つもり遊び』です。

この遊びは身近にいる大人の動きや仕草、言葉などを真似することから始まります。

「もしもし〜パパ?」「おしごといってくるね」「しゃしんとりま〜す」など、日常生活の中での会話や仕草の真似事(模倣)を楽しんでいます。

 

ではこのような『見立て・つもり遊び』をする意味は何でしょうか?

子どもたちはこの遊びをすることによって、観察力、記憶力、表現力を学んでいます。

日頃の大人の言動・行動を観察して、思い出しては再現しているのです。

 

先程は電話を例に挙げましたが、その他に積み木やブロックを車や電車に見立てて走らせたり、絵本の読み聞かせをする保育士の真似をしたり、囲いを作って温泉に見立てたり、

 

 

自分や赤ちゃん(弟妹)が普段からしてもらっていることをお人形にしてあげるなどの姿も見られます。

 

 

子どもたちはこのように自分以外の人がしていることにも興味を持ち、実は細かいところまでよく観察しています。

“自分もやってみよう!やってみたい!”という気持ちが生まれ、大人や友達がしていることを記憶して再現して表現しています。

見立て・つもり遊びを経験してごっこ遊びへとステップアップしていくのですが、今のこの遊びで大切にしたいのは、子どもの表現力に共感をして受け止めることです。 

 

電話遊びを通して対話が生まれ、対話を通して言葉のやりとりがあり、言葉を知る手段になります。

又、絵本の読み聞かせの真似事をしていると、自然と友達が集まってきて、他者との交流(人と人との繋がり)が生まれます。

人形のお世話を通して、自身が愛情を感じていることの自己確認にもなるでしょう。

何気ない生活の中での私たち大人の言動・行動は子どもたちにとっては新鮮なものばかりで真似したくなることも多いでしょう。

だからこそ、1つ1つの言動・行動を丁寧に、気持ちを込めて触れ合っていきたいな〜と思っています。

是非ご家庭でも、大人自身が自分の生活の再現としてご飯やお風呂など生活のワンシーンをお子さんと楽しんでみて下さい♩

本日のメニュー☆11/20

今日のメニューは“マッシュポテトのオムレツ”“蓮根サラダ”“きのこのソテー”でした。

今日の蓮根サラダは豆乳マヨネーズで味つけをする予定でしたが、先日作った甘酒が残っていたので甘酒ごまドレッシングにしました。手作りの甘酒はお米の粒が少し粗めに残っているので、ミキサーにかけました。

米麹ともち米のみで作られていますが、温度を保って時間をかけて作ると甘さがましてきます。普段、ドレッシングを作る時にはジャムやはちみつを甘味で入れますが甘酒でもさっぱりした甘さになるので、今後も様々な形で使っていきたいと思います!

今回のドレッシングは甘酒、練りゴマ、濃口醤油、米酢、米油をミキサーにかけたシンプルなものでしたが、コクがあり、とても食べやすかったです。

今日は久々のランチボックスの日で、とくに3歳未満児さんがよくおかわりに来てくれました!メインのおかずだけでなく、野菜もしっかり食べていました😊きのこソテーも、きのこだけでなく、マカロニを入れて炒めることで、子供たちの進みもよく、きのこを苦手とする子も食べていました。スパゲティや、マカロニなどは食べやすいようなので、苦手な野菜などと上手く組み合わせて出していけたらなと思います✨

今日のおやつは“紫芋のねじりパン”でした。紫芋を蒸して、ペーストにしたものをこしあんと混ぜてあんを作りました。季節の紫芋はとても鮮やかな色で見た目がとっても綺麗でした!

前回、同様の過程でツイストパンを作りましたが、その時よりキレイな出来上がりになりました✨

午前中から「今日のおやつは何?」と楽しみにしていた子達がいました!今日は沢山おかわりがありましたが、ほとんど完食でした😊

パン作りにはまだまだ苦戦していますが、子供たちが喜んで食べてくれるので、とても嬉しいです😊

主任だより 話し合い②

前回のブログでは、さくら組の話し合いについての書きました。

今回のブログでは、実際に司会進行をした上での気付きや感想をまとめたいと思います。

さくら組で行われている話し合いを見学し、担任達の言動から学びを得たり、環境の改善点を見つけたりした後、実際に司会進行をしたいと担任に伝えました。

自分で司会進行をしてみることで、更なる気付きが得られると考えたためです。

そもそも何故、年長児の話し合いについて学ぼうとしているのか?保育士として興味がある、という理由もありますが、最大の目的は

「来年度以降も5歳児クラスで効果的な話し合いを行っていくために、話し合いの仕方を言語化する」というものです。

話し合いを行う人数、話し合いの題材などによって配慮事項の違いはあれど、話し合いを進行する基本ルールは必要です。

何故、基本ルールが必要なのかというと、話し合いの司会進行を務める人によってルールが違っては、子どもたちに戸惑いを生みますし、話し合いの質が安定しないためです。

 

前置きはここまでにして、本題に移りたいと思います。

話し合いをするに当たって、どのように話し合いをスタートさせるかをまず考えました。

いきなり、「12月の発表会(仮)の名前を考えてね」と振っても、子どもたちから意見は出るでしょうが、あまり考えずにぱっと思いついたものが出てくるパターンが予想できます。

しかし大事な名前ですから、しっかり考えて欲しいという気持ちがありました。そのためには、どうしてさくら組の子どもたちにも考えてほしいのか、その日はどんな日にしたいのか、大人側の気持ちも伝える必要があると思っていました。

5歳児でも伝わる分かりやすい問いかけ方は…その日をどんな日にしたいかという概念を5歳児にも分かってもらうには…。

 

そこで準備したのがこちらの絵カードです。

笑顔、泣き顔、怒り顔のカードです。一枚ずつ見せて、この顔のときどんな気持ち?と聞いてみました。

「にっこり笑顔!うれしいきもち」「たのしいきもち」

「泣いてる顔。悲しいきもち」「さびしいきもち」

「怒ってる顔。いやなきもち」「むかむかしてる」

と、絵カードの顔を無意識にマネしながら答える子どもたち。

 

たくさんの大人が来る日が12月にある。

その日は、子どもも大人もこのにっこり笑顔…楽しい、嬉しい気持ちになるような日にしたい。

 

と伝え、その日に各クラスで行われるだろうことを下記のような図で示しました。

 

これらの導入を終えた上で、「さて、この日に名前を付けたいんだけど…何か案はないかな」と尋ねました。

思い付きで言う子、考えてから言う子、手を挙げて話しながら考え出す子と様々。

「フェスティバル!」(これは元々さくら組で便宜的にフェスティバルと呼んでいたため)

「おとなが来るんだから、おとなって入れた方がいいよ」

「でも子どもも来るでしょ」

「みんなが来るんだよ」

「錦ケ丘でするんだから、錦ケ丘って入れた方がいい」

「楽しい気持ちになるから、楽しい感じがいい」

自分の考えたことをどうにか言葉にして伝えるので精いっぱい。混沌としていく場をどうにかまとめようと私も精いっぱい…。

「さくら組は、ハーバリウム飾ってカフェするんだよー」「だから名前も、さくらカフェ」と、段々話がさくら組がすることに偏ってきたところで、一旦大人が考えた名前も伝えました。

「絵を飾るから、キッズアート展はどうかな…。あとは、子どものこころ展という案も出ていたよ」

それを聞いて、キッズアートという英語の響きが気に入った子もいましたし、自分が出した名前の方が良いといった反応を見せる子もいました。

 

さて、ここまで来て場も少し停滞してきた雰囲気。ようやく私も落ち着いて周囲を見ることができました。

見回してみると、いつもなら元気よく自分の気持ちを言う子が何名か黙り込んで、考えている様子。

一方で、この議題への自分の提案を言い終えて、別のことへ集中が向いている子も…。

出来れば、考え込んでいる子の意見も聞きたいところですが、ペースは人それぞれ。今回はここまでにして、また来週話し合いをするから、どんな名前がいいか考えてきてくださいとしました。日曜日を挟むので、子ども達が忘れないように依頼書を壁へ張り出しました。

自分たちで読み上げながら、どんな名前がいいかなあと考える姿が見られました。

 

第一回目の話し合いを終えて、「話すのが早くてよく分からなかった」という気持ちを伝える子もいました。これは、良い気付きを教えて貰ったと心底思いました。

混沌とし、答えが出る雰囲気のない話し合いに私自身が焦ってしまっていたのでしょう。

この日まで、話し合いとは答えが必ず出るものであると私は思っていました。

しかし、ちょうどその時勉強として読んでいた本の中にあった話し合いについての記述を読んで、その考え方が変わりました。

子どもの話し合いは、答えが出ることが大切なのではなく、話し合いの議題を子どもが意識するようになることが大切である。という考え方です。

 

依頼書も貼ってあるのだから、来週の話し合いまで子どもたちには意識してもらおう。と心に決め、それまで時折「何か考え付いた?」「依頼書、読めた?」と声をかけるだけに留めました。

それから、来週は、皆が分かるようにゆっくりと丁寧に話すよう意識しよう…とシュミレーション。

担任にも、話し合いの振り返りとして、コツを聞いたり一人ひとりを話し合いに巻き込むための対応について聞いたりとしました。

 

また、話し合いをしてみたことで、自分の考えを論理的に話す力を育てるためにはどんな遊びがあるか考えるきっかけが生まれました。

前回のブログで触れた”イエナプラン教育”を行っているオランダでは、どのように育てているのだろう。

調べることで知った遊びを、実際にさくら組で行うこともできました。

 

今回のブログも随分と長くなってしまいました…。ひとまず、今回はここまで。

次回、論理的に話す力を育てる遊びと第二回目の話し合いについて、お伝えします。

フェスに向けて

保育料無償化の説明会やコドモンのお知らせにて、お伝えしていた通り12月14日(土)に発表会改め

「にしきがおかのこころ ~皆で楽しむ冬のフェスティバル~」を行います。

子どもたちと考えた、思いがたっぷりこもった名前です。名前が決まった経緯についてはまた主任だよりにて…。

 

さて、本番に向けて先日は予行練習を行いました。

 

今まで行ってきた予行練習は、劇があって合奏があって…と形が決まっており、去年のやり方を参考に組み立てていました。

しかし、今年は全てを参考に…とはいきません。

今年は、子どもたち一人ひとりの「表現」を大切にする。当日の結果だけではなく、当日に至るまでの子どもたちが感じたり、考えたり…としている中で生まれる、いきいきとした姿(このイキイキというのは、元気で明るいという意味ではありません)をお届けする。というテーマで、取り組んでいます。

そのため、舞台発表だけではなく、積み木を積み上げるのが大好きで、得意な子は積み木を展示したり…日々の保育の中で、毎日ささやかに行われている表現と共に生み出された絵や造形作品などを、保育士の解説付きで展示したり…とする予定です。このように子どもひとりひとりの「選択」や「表現」を大切にした結果、子どもによっては、舞台発表はせずに自分の得意な表現を見せたいと選択した子もいます。

 

今までとは異なる形になりますから、予行練習もどのように行うか。まずそこから、係と主任とで話し合いでした。

初めてのことなので、簡単には想像がつきません。

展示を見て頂くことも考えると、当日は大変込み合うでしょう。綿密なタイムスケジュール、順路の確保等必要になってきます。

前例のない形に挑戦するのは試行錯誤の毎日ですが、子ども達一人ひとり、そして保護者の皆様一人ひとり、満足していただけるフェスにする為に、話し合いを繰り返しています。

 

そのような中で行われる第一回目の予行練習は、まずプレゼン発表&ステージタイムの日としました。

ステージタイムは、我こそは舞台で自分のダンスを!歌を!作ったお洋服を!ヒーローになりきった姿を見てもらいたい!という子ども達が集まり、舞台で発表する時間です。そのため、異年齢混合のグループになりました。

プレゼン発表は、各クラスの担任から当日に至るまでの過程を保護者の皆様に説明させて頂く予定です。

 

 

こういった練習での観客は同じ子ども同士。

しかし本番は、たくさんの大人が観客。例え、普段から好んでおり自分で選んだ遊びの発表だとしても、緊張してしまうことと思います。

当日の様子だけではなく、子ども一人一人の当日に至るまでの姿を想像しながら見て頂けると嬉しいです。

 

ステージに出ることを選ばなかった子どもも…積み木の職人!?それとも、積み木のプロ…?と言いたくなるほど、自分の心に思い描いている世界を表現しています。いきいきと表現するその姿を、来ていただいた皆様にお伝えしたいと職員一同試行錯誤中です!

年長児は、ステージではなくカフェ&ギャラリーをする予定。何故あえて、カフェ&ギャラリーなのか…担任が書いているブログをぜひご覧いただけたらと思います。

本日のメニュー☆11/15

今日のメニューは“カレーバイキング(豚カツ、魚フライ、温野菜)”“フルーツポンチ”でした。今日はカレーとトッピングを作り、子供たちにバイキング形式で提供しました。さつまいも、じゃがいも、ブロッコリー、カリフラワー等の旬の野菜も一緒に出しました。

フルーツポンチも自由に取ってもらって、今日は本当にたくさん食べていました!

いつも魚のフライが給食に出た時、たくさんおかわりをしていますが、今日は豚カツもあり、選べたので豚カツがどんどん売れていきました😂魚のフライも一生懸命揚げたので、食べてもらわないと!!と給食チームで話し合い、魚のフライ限定で手作り豆乳マヨネーズのタルタルソースを作り、出しました。そうすると子供たちもよく食べてくれて、豚カツ程ではなかったですがおかわりをしていました。

フルーツポンチが給食で出たのも久しぶりで、嬉しそうにおかわりをしていました😊保育料無償化により、白ご飯も提供していますが、そのおかげもありご飯を本当によく食べています。暖かい釜に入った炊きたてのご飯を嬉しそうに食べている様子をみて、良かったなと感じています。最初の頃はご飯を入れすぎたり、食べきれなかったりと、自分が食べられる量が把握できていない様子でしたが、最近は自分食べられる量を上手によそって食べています。日々の給食からも子供たちの成長が見られ、嬉しいです😊

 

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うめ組 友達の存在 

様々な遊びを保育園で楽しんでいるうめ組ですが、最近は自分とは違う存在(友達)に気づき、興味を持ち始め、少しずつ友達を意識したり、誰かと一緒に何かをしようとする姿が見られるようになりました。

先日の戸外遊び中、三輪車をこぎながら木の周りを回っているAちゃん。それを見ていたBちゃんが同じような三輪車を持ってきて一緒に回り始めました。

この遊びの中で、よく大人がイメージする「一緒にしよう」「一緒に遊ぼう」などという言葉はありません。同じクラスの友達、よく知っている友達という様子で吸い寄せられるようにあそびが始まります。

この子はうめ組の友達、このこどんな遊びをしてるんだろう…と興味を持ち、友達の様子を眺めたり、「なにしてるの」と声をかけたりします。

友達の物が素敵に見えて、友達のしていることが楽しそうに見える今の時期、自分と他人の区別がつくようになり、これは自分のもの、これは大事と、意思表示をする中で、トラブルになることも少なくありません。

「これ〇〇が使ってたのにー‼︎」

「これ大事だったのにー‼︎」

友達とのぶつかり合いはその子が大好きだからこそ、あの子が使ってるものがいい!!、あの子みたいにしてみたい!!という思いがあるからこその姿だと思い、保育士は怪我のない範囲で見守っています。

 

うめ組の帽子を見つけると自然に集まってくる今の光景は4月当初だと見られなかった光景です。

私はわたし。

うめ組の友達。

みんながいると楽しいことがある。

先生がいれば安心。

いろいろな思いを抱きながら友達の存在に気づき、関わろうとする姿はとても微笑ましい姿です。

 

 

明日はどんな姿がみられるでしょうか…。

 

 

 

本日のメニュー☆11/12

今日のメニューは“鶏肉のオレンジ焼き”“人参とじゃがいもの塩昆布和え”“しめじの味噌汁”でした。鶏肉のオレンジ焼きは保育園でも人気のメニューのひとつです。照り焼きのようにタレに漬けておくのですが、普段はきび糖を入れるところを、ママレードジャムで甘さを出します。ママレードにすることで、甘さと柑橘系のさわやかな香りがプラスされるので、鶏肉の臭みも気にならなく、美味しくできます✨

今日はサラダも人気でした!じゃがいもと人参を蒸して、塩昆布、ツナ、ごま油で和えるというシンプルなメニューでした。ツナが入っていることで子どもたちも食べやすかったのか、良く食べていました😊

 

本日のメニュー☆11/11

今日のメニューは“ししゃもの塩焼き”“フジッリサラダ”“車麩のみそ汁”でした。

手作りの豆乳マヨネーズにも慣れて、子どもたちも食べてくれるようになりました!今日のフジッリサラダにもきゅうりやキャベツ、レタスなどたくさんの野菜が入っていましたが、おかわりもしていました。ししゃもも、頭まできれいに食べていてほとんど残食がなかったです✨

本日のメニュー☆11/8

今日のメニューは“豚肉の香り焼き”“キャベツと高きびの味噌炒め”“きのこスープ”でした。

高きびは色がダークレッド、形状がお米くらいの球形の雑穀です。炊き上がりはふっくらした赤茶色になり、キュッキュッとした歯ごたえと弾力があり、見た目がひき肉みたいなので、ミートミレットとも呼ばれています。

高きびはイネ科の一年草で、根を強く張ります。背丈は高いもので4メートル以上になるものもあり、穂のつく位置が軽く2メートルを超えるため収穫は手作業です😅乾燥、高温に強く、水はけの良い暖かい気候を好むため、札幌あたりが北限となります。

高きびには、ビタミンB1やナイアシンが多く含まれ、糖質や脂肪の代謝を助けてくれます。とくにナイアシンには胃腸管の働きを正常に保ち、皮膚を健康にする働きがあるので、アレルギーの改善にも効果があります。

鍋に入れてお米と同じように炊きました。ふっくら柔らかく炊き上がり見た目はひき肉のようでした。

このように見た目がひき肉に似ているので、メンチカツや、麻婆豆腐などにひき肉の代わりに使うことができます。インターネットにもレシピがたくさん出ていたので、気になる方は是非ご覧ください!

今日のおやつは、“抹茶浮島”でした。「浮島」とは、情景描写をした和菓子の一つで、さおがし(柱のように長い形、円柱の形をした和菓子)、蒸菓子のひとつです。餡子が主材料で、卵や薄力粉も入るのでスポンジケーキのようにふわっとしていますが、餡子が入っているのでしっとりとした食感がつよいです。

作るときに蒸して膨らんだ様子が、水面にぽっかりと浮かぶ島のように見えることから浮島という名前が付けられました。

ずっしりして、しぶいお菓子でしたが意外にも子どもたちにとても人気で、特にきく組さんがたくさんおかわりをしていきました😊✨

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