今月は、きく組がまこと先生遊ぼうの担当月でした。体を動かす遊びを行う様子を見て頂き、アドバイスを頂いたり振り返りを行ったりと学びになる機会でした。
体を動かす遊び、と聞くと体幹メインかと思うのですが…実はそれだけではありません。内容自体は、体の発達を促したり支えたりする動きを遊びの中に取り入れるものです。しかしねらいは、その遊びの中で生まれる子ども同士の関わり…社会性や、目の前の障害物をクリアする時に生まれる集中力の育成にあります。
その為、保育士が前に立ってやり方を説明することはありませんし、長々と話をして強制的に集中させようとする(とは言ってもそんな時子どもたちは静かに集中しているように見えてうわの空だったりするのですが…)という事もありません。
実は保育士側の技術が必要な保育なのです…!
今回は、新人の先生がメインとなって環境設定から展開、当日の立ち回り、サブの先生との連携、気付きを次回に活かすための振り返りなど、非常に頑張っていました。
子どもたち、様々な表情を見せてくれましたよ。現在のきく組の姿も細かく把握することができました。
今月得た学びを今後も子どもたちの為に、活かしていきたいと思います。
寒さが厳しい日々が続きますが、もも組の子ども達は自分の好きな遊びに熱中して過ごしていました!
サッカーが好きな男児達は、今日もボールを蹴ってゲームをしていました。すると「点数が分からなくなっちゃったー」と一言。一生懸命ゲームに集中するあまり、何点入れたか分からなくなったようです。そこで「点数版があれば良いのにね」と近くでつぶやいてみました。すると「えっ!作りたい!」子供たちと点数版作りが始まりました。
「何点までにする?」「6点までがいい!」6点までで意見がまとまったようです。画用紙とハサミを使って工作が始まりました。点数版を知っている子供たちが率先して作ります。
作り終わり、またサッカーゲームが始まりました!点数版係も現れ、ゲームが気持ちよく進んでいきます。1チームが6点目を決めた時、「あれっ、6点がない、、、」点数版に6点が無いことに気付いた子供たち。「作ればいいんだよ!」この一言でまた工作が始まりました。
無事、6点も作り終わりまたゲーム再開!
子供たちの発想からまた遊びが深まっていくこと、素晴らしいなと思った1日でした♩
本日、MBCラジオの取材がありました。さくら組の子ども達が元気に取材の方の質問などに答えてくれました。インタビューされた子は少し緊張していましたが、考えて答えていましたよ。全員では、息のあった歌声を披露してくれ、子ども達にとって緊張しながらも楽しい時間になったようです。
放送日は、2019年1月8日 (火)9:15 O.A〜
となっております。また、MBCのホームページのラジオの『モーニング スマイル』のブログの中でさくら組の写真や保育園の様子の写真が見れるとのことでした。
朝から子ども達がウキウキ ワクワク!楽しみにしていた『もちつき』がありました。3歳以上児クラスは、前日からもち米と白米を見比べて、どう違うのか?どうしたら、もちを作れるのか?など話し合いの中での色々な疑問から、「もち米に水を入れたら、もちになるんじゃない?」という声から実際、水を入れ試しました。結果、もちにならないことに気付き、お湯に変えてもならない、色々試しました。「もちにならないね。他の方法ないかな?」という保育士の声に、「炊いたらなるんじゃない?」の声にカセットコンロ、透明の鍋を準備してもち米を少し炊きました。すると、もち米が炊き上がり試食して、「モチモチしてるね!これをつけばいいんだ!」と気づくことができました。今まで、保育士がもちの作り方も丁寧に説明していたのですが、実際は子どもの記憶に残っていなかったという状況です。
今回も子ども達の疑問に保育士も付き合い、試すことで、子ども達もちの作り方を理解できたのではと思っています。そして、少しずつ 疑問が広がり『なぜもちをつくのかな?』となった時に子どもの中で由来の意味も理解できるのだろうと思うことでした。
うめ組からさくら組、みんなもちをつくことを楽しむことができました。きく組からさくら組は自分で丸めた突き立てのもちを美味しくいただきました。
今週、初めての硬筆がありました。1回目だったので“どんなことをするんだろう”と緊張している様子でしたが、硬筆の先生が話をして和らげて下さったので、始まる頃には笑顔が出てきました。先生の自己紹介を聞いた後、硬筆スタート!
硬筆の道具の確認、書く時の姿勢、鉛筆の持ち方の話をまずは聞きます。鉛筆の持ち方は持ち方の書いてある紙と自分の手を見比べながら、「これであってるかなぁ」と何度も確認していました。
その後は、プリントを使って線をなぞる練習。絶対に線から落ちないようにゆっくりなぞったり、勢いでなぞったりとそれぞれでしたが、書き終わった後のプリントを見ながら、「ヨロヨロの線とまっすぐきれいな線があるけど、どうしてだと思う?」の先生の問いかけに「ゆっくり書いたらきれいな線になる」と答えていました。2枚目のプリントをする時には線から落ちないようになぞる事を意識していました。
今日のきく組の子どもたちは、さくら組の子どもたちと散歩に行ったり、給食を幼稚園の子どもたちと食べたりと、人との関わりが増える一日でした。
さくら組の子どもたちが地域の方に挨拶するのを見て、自分も挨拶したり…縄登りもへっちゃらなさくら組の子どもたちを憧れの目で見上げたり…。道路側へスマートに立ってくれるさくら組の子どもたちの姿を見て、きく組の子どもたちも来年度からはそうする子も出てくるのだろうなと思いました。
給食は、初めて年少組同士だけで食べました。最初は緊張して静まり返っていましたが、食べ終える頃には打ち解け始め見送りに手を振る子も。
去年は幼保でくっきり分かれて遊んでいた子どもたちです。少しずつ、子どもの世界が広がって来ているのだなと思いました。”見知らぬ子”から”友だち”になってく経験、いずれ同じ小学校に進むだろう子どもたちの親睦…などなど様々なねらいもありますので、今後も幼稚園の子どもたちと交流を無理なく重ねて行きたいと思います。
週末明けで楽しい思い出がいっぱいの子ども達! そこでサークルタイムを行い、話を聞いてみました。「えっと…ママと散歩に行ったよ!」などとまだ拙い部分もありますが、誰と何をしたかをちゃんと言葉で伝えたり、友達の言葉に耳を傾けたりする姿が見られました(*^^*)人前で自分の気持ちを言葉で伝える・話を聞くというのはとても大切な力。この年齢からもそういった力が育つ工夫をしていきたいと思います。
朝の会の後はリズム室でサーキット遊びをしました!渡るやくぐる、よじ登るなどの基本の動きを中心に十分に体を動かしました。最後は一人づつ“よじ登る”装置に挑戦!「格好良く待っている人からね」と伝えるとマットの上で静かに自分の番を待てていて驚きました。体の動かし方を考えながら一生懸命登っていて、その時の真剣な顔と、できた時の嬉しそうな笑顔が素敵でしたよ(*^^*)
10月からさくら組に元小学校教員のアフタースクール職員に来てもらっています。小学校との接続を考え、活動を小学校に向けての内容にしていく為です。発表会も終わったので、先日1〜5までの数を使った活動をしてもらいました。いつもと違う雰囲気に興味津々で話を聞いています。数の指遊びをしたり、指で数字の書き順をしました。また、身体を使って数字を表現するのが楽しかったようで、友達と協力しながら数字の形を作っていました。遊びの中で楽しみながら小学校にむけての準備をしていきたいと思います。
11月22日(土)にフィンランド研修報告会(幼稚園・保育園合同)を行いました、13時までのお迎えにご協力頂き、ありがとうございました。両園で大勢の職員が参加でき、フィンランド研修での学びを共有することができました。
フィンランドでの行政・子育て・教育の現状の紹介・保育園視察の報告を基に、『保育園・幼稚園で今後取り入れられること』をグループで話し合い、これから職員が1つでも自分が保育で実践したいことを取り入れていきたいです。
フィンランドの社会は、『子どもには普通の人以上に特別な権利がある、社会には子育て中の家族を支える義務がある』と考え、国を挙げて『乳幼児期にできるかぎり親を育児に関わらせる』という理念がある、その為の制度などは充実しており子育てには温かい国である。
~子ども時代は遊ぶことを大切にしている~
たくさん遊んでいいこども時代を過ごし、教育に適切な時期がきたらその時に学習を始めるほうがよいという基本姿勢。(他のヨーロッパの国々は3・4歳から学校での教育がスタート、しかし子どもの健康面での発達、認知、運動などすべての面でフィンランドがトップである)
~おとなと子どもの対等性~
子どもはひとりの個人という考え
フィンランドでは、要望や意見を述べ次々と質問する子どもに対して大人が頭ごなしに対応するのではなく、根気強く応える光景はよくある。こうして自己尊厳を確立する。
小さい時から、一人の人として尊重されてきた子は、家族・友達を尊重し、大切にできる。
たとえ自分とは異なる意見を持つ人であっても受容し、話し合いをして異なる意見を尊重することができる。
~保育について~
・保育の基本は、遊びを通じて学ぶ。
・『主体的・対話的で深い学び』で、子どもが自ら遊びを通して考え・学び・どうしたらうまくいくのだろう!友達に自分の言葉で伝え友達と十分に対話する。いずれ大人になった時、社会でも自分の考えを伝える力になる。
・少人数での保育で個別的な関わり、一人ひとりに必要に応じさりげない声かけ。
(保育士が大きな声を出さなくていい)
・パソコン・ipadの保育での活用
・部屋の装飾はシンプルで、保育室の飾りは季節の植物などを飾る
・保育の日々の振り返りを大切にする。(職員間の共通理解)
・子ども達へ視覚情報から分かりやすい伝え方。(片付けのスペース・〇×カード)
・保育の意図を保護者にもしっかり伝えている。
などなど…全てを伝えきれないですが、これから2020年の教育改革に向けてフィンランドの思いきりの良さを取り入れ、縛りの少ない保育から教育改革を行っていきたいです。
あと20年後AIの進化で、その社会を生きていく子ども達が、自分の力で強く生き・AIだけに頼らない、人と対話する喜び・自分で考える力・創造力、そして何より人と関わることを恐れずに人を愛せる・自分を愛せる大人になって欲しいと思います。
その為にも、私達は自分の仕事に誇りと自信を持って、日々仕事に真摯に向き合っていきたいです。
文責:中島