ヒヤリハットを活かすため

9月26日(土)、保育園職員参加の園内研修を行いました。園庭を実際に見て回り園庭の危険箇所の確認、ヒヤリハットの共有を行いました。

目的は、「見守りを効果的に行う為、職員一人一人が危険箇所、危険な使い方を把握する」

見て回る中で、職員それぞれが感じたヒヤリハットや、過去の事故を共有することができました。そのおかげで、園庭の危険箇所の改善や使い方の明確化が行えました。

 

1 危険箇所をどう捉え、どう考えるか

 

強くたくましく、型にはまらない
野性味溢るる 子どもに育てましょう

 

これは、錦ヶ丘の園訓です。保育園には、土を盛って作られた築山や豊富な木々が沢山あります。園庭も広く、園庭端の木陰でお子様が遊んでいると、反対側からは見えない事もしばしばあります。更に、遊びは常に変化しますから、保育士もそれに合わせて見守る立ち位置を適宜変える必要があります。

見方によっては、園庭は危険でいっぱい。しかしその園庭が、強くたくましい身体と心の成長を促す遊びに最適な場所でもあります。

「木の根っこに躓いて顔を打つから、木を抜いてしまおう」とはいかないわけです。

 

そこで、今回は見て回る前に職員と「どのような場所が危険なのか、危険箇所をどのように捉え、どう考えて欲しいか」という確認をしました。内容は、以下の通りです。(参照:保育の安全研究センター)

 

①怪我、リスクの種類

生死に関わる状態に繋がるのは、頭部・腹部・窒息が殆どです。それも、見て分かる外傷ではなく体の中のダメージが原因です。

窒息には、食物や玩具の誤飲・誤嚥と首にひも状の物などが引っ掛かり締まる絞扼があります。

 

また、乳幼児が怪我をする確率が上がる状況は3つあります。

・自分でコントロールできない高さ(例:まだ登れないのに大人の手によって登ってしまったジャングルジムの頂点)

・自分でコントロールできない速さ(例:雨で濡れていつもよりスピードの出る坂道)

・大人が見ていない場所(例:周囲に見守りがない状態でのキッチン)

これらは全て、乳幼児の経験では予測できない危険が大いにあります。

 

②重大事故を防ぐために

ハインリッヒの法則というものがあります。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというものです。

重大事故を防ぐための一歩目として、「ヒヤリハットの数を集めること」が大切です。ヒヤリハットの数を集めるために障害となるのが、「楽観バイアス」。

人間は、「きっと大丈夫」「うちは、大丈夫」と楽観的に思い込んでしまう性質があります。

ヒヤリハットがどんなに小さなものであると思っても「もしかしたら、大変なことに繋がるかも」と共有して欲しい、と伝えました。

 

③危険な物は全部取り上げる?

最後に、危険だと感じた物をすべて取り上げずに、「子どもの育ち」にとって大切なものかどうか含めて考えたい、ということも伝えました。

すぐに禁止するのではなく、どのように使うのか?大人はどのように見守るのか?ルールがあるのなら、保育園内で(お子様も含め)どのように共有するのか?考えることが、大切だからです。

 

 

今後の取り組み

実際に見て回る中で、様々なヒヤリハットや考えを集めることができました。ここで終わらせず、今後に繋げていくため以下の取り組みを行うことにしました。

 

①ヒヤリハットを更に共有し、一カ月間のヒヤリハットを集計、回覧する。

何が起きたか・なぜ改善する必要があるのか・今後の対応策・その後の経過確認をまとめ、振り返りが行えるようにしました。

早速本日の職員会議で、9月分のヒヤリハットについて報告を行いました。集計も行ったため、配慮すべきことが全職員にとってより分かりやすくなりました。

 

②園庭の使い方マップを作成

園庭を見て回る中で使い方を再確認したり現状に合わせてルールを決めたりしたため、職員や実習生など新しく入った大人にも分かるようマップにしました。

また、園庭で起きた小さなヒヤリハットは付箋で共有し、都度集計することにしました。このマップを活用して転びやすい場所、時間帯などがより分かりやすくなり、改善の余地があるものは改善することをねらいとしています。

例えば、4歳児クラスでは、ここ最近の園庭で転んだ場所を確認した結果「水道裏のコンクリートの上を走った際に、砂で滑ることがある」ということが分かりました。そのため、コンクリートの砂は廊下掃除の際に掃うこと、鬼ごっこなど走る遊びは土のある場所へ誘うことを意識することになりました。

 

③使い方カード

登り棒、木登り、舞台下など、子どもだけで遊ぶには危険だと分かっている箇所には、ひらがなのカードを作成しました。

見守りに慣れない実習生など新しく入った大人にも分かるよう、理由も添えています。

イラストのないカードのため、まだまだ改良の余地がありそうです。今後も様子を見て変更していきたいと思っています。

 

 

今後も、お子様の安全と充実した遊びによる育ちのため、職員一同ヒヤリハットを大切に活かして参ります。 櫻田

見て❗️見て❗️(五感を使って)

  9月中旬、たんぽぽ組で近くの公園まで散歩に出かけました。その散歩では、子ども達がしっかりと五感を通して楽しむ姿がありました。見て、聞いて、肌で感じ、口に入れ確かめようとする姿を目にしました。

 

小さいながらもしっかり五感(視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚)をフルに使って、”自分で見たものを一緒に『見て❗️見て❗️“”いつものと違うよ❗️“』と指差しや喃語で大人に伝えようとしていたのです。

 

 

子どもの反応に大人も優しい声で「トンボが飛んでいるね。」「砂、サラサラしているね。」などと応えます。保育士の声も環境の一部ということを意識し、丁寧に関わることが大切です。

そして、子どもは安心して心地よい生活の中で、色々な経験を重ねて育まれるのが五感なのです。

 

散歩の様子

散歩の日は空は厚い雲に覆われていましたが風も心地よく、ベビーカーに乗っている子どもは、公園に到着する前に気持ち良さそうに眠ってしまいました。

肌で感じ(触覚)、気持ちよかったのでしょう。

 

その他の子どももベビーカーから周囲を眺めながら、指差しをしながら、「アッ!○△×※・・・❗️」と自分の目に飛び込んできた車を大人に知らせようとしてくれる姿がありました。(視覚)

公園に到着してからは、広いグランドをたくさん散策しながら、草を見つけては、座り込んで触ってみたり、観察したりしていました。

中には、園内と違う砂に気づいたのか砂を触る子、口の中に入れる子と子ども一人一人がしっかりと確かめながら遊ぶ姿に、

『今、どんなことを感じ取っているのかな⁉️』

『砂の触感はどうだったかな⁉️触って、心地良かったかな⁉️』

と私達大人はこの瞬間瞬間を逃さずに受け止めるように心がけています。

 

共感してもらえたことで、子ども達は分かってもらえた❗️嬉しい❗️という気持ちが芽生え、共感してもらえた人の言葉に耳を傾けるようになります。

 

大人が子どもにしてほしくないという行動などがあるかと思います。

そのような時 例えば危険を伴う場合は「危ないから、こっちで遊ぼうか。」という言葉も自然に子どもに受け入れられるようになるようです。

 

これからも、子ども自ら伝えようとする姿を見逃さずにしっかりと共感しながら五感を通して生まれる育ちを大切にしていきたいと思います。

文責:古市

本日のメニュー⭐︎10/1

今日のメニューは“お月見ロコモコ丼”“豆豆スープ”でした。

今日は「十五夜」でした。お月見をイメージして、うずらの卵を目玉焼きにしました。ハンバーグは手ごねで作りました。白身の真ん中に、丸い黄身がはえて、満月のようでした!子どもたちもとっても喜んでくれて、卵から先に食べる子も多くいたようです😂✨

十五夜セットで、秋の味覚がたくさん届き、もも、さくら組さんが作ったお月見団子をお供えしました。

もも組〜園外保育を通して〜

 子どもたちの日々の遊びを深めるため、園外保育に行くことにりました。何処に行きたいか話し合いをし、子どもたちの興味・関心に基づいた
・博物館
・和紙作り
・消防署見学
3グループに分かれることになりました。

最初の園外保育は、9月1日に博物館へ行きました。

 もも組では、日々の園生活にて2グループに分かれた活動を行います。その際のグループ名は”アンキロサウルスチーム”と”モササウルスチーム”です。子どもたちで話し合って決めました。
 博物館に行くことが決まると絵本館で”動物のホネ”に関する絵本を選び、もも組に持って帰ってきたSくん。普段からも恐竜が大好きな子どもたちの姿があり、博物館に行くことを楽しみにしている気持ちが伝わってきます。

 こども園の送迎バスでの移動では、子どもたちもウキウキ、ワクワクしている姿がありました。
バスの運転手さんにも「お願いします」「ありがとうございました」ときちんと伝えることもできました。

博物館の中に入ると、子どもたちの好きな虫が標本となり飾られていました。
保育園で見たことのある、蛾やトンボ、蜂などを見つけられたことに嬉しそうな子どもたちの姿も。

 3Dの絵本の鑑賞では、画面からでてくる生き物に手を伸ばし触ろうとする姿があり、微笑ましく感じる瞬間でした。Oくんは、自分の好きな虫がでてくると、すぐ反応し、嬉しそうな姿を見ることができました。

 生き物の骨を実際に見たり、桜島の火山についての動画をみたり、繰り返し見て周るなど子どもたちも興味津々。

博物館に入る前に
小さい声でお話しすること
博物館の中は歩くこと 
を、約束しました。

 1時間の間、約束を子ども達がしっかり覚えており、集中しながら見ることができました。

 約束を理解しようとしたり、子ども達自身がその約束の必要性に気づいたりという道徳性規範意識の芽生えの育ち。
また、「早くあっちのコーナーを見たいから走って行きたい!」(「けれど、歩かないといけない」)という自分の気持ちを調整する力や他のお客さんへの思いやりの気持ちが、育っていくきっかけになった経験だと感じました。

 保育園に帰ると、早速「もも組博物館を作りたい」との声が。段ボールや紙粘土を使って博物館で見た昆虫や恐竜を作りました。

 園外保育を通して、子どもたちの興味・関心も広がっていければと思います。また、これからも子どもたちの姿から、どのような事に興味があるのか?日々、模索していきたいです。

 和紙作り、消防署見学の様子はポートフォリオ等をご覧ください。                    文責 関

うめ組〜紙粘土で遊ぼう〜

 

夏の暑さも少しずつ和らぎ季節の移り変わりを感じるようになってきました。

うめ組では、雨が降っていた日に粘土遊びを行いました。粘土遊びをする際子どもたちはどのようにして遊ぶのだろう” “粘土は子どもにとってどのような効果があるのだろうと疑問に思いました。

 

1、子どもにって粘土遊びの効果って?

 

・手や指の発達を促す

 摘む、丸める、伸ばすなど手先を細かく動かすことが必要になり、脳に刺激が伝わり脳の発達も促すことができる。

 

・科学的にものを考える力を伸ばす 

 粘土遊びを繰り返すなかで伸ばしたり摘んだりすることでどのように粘土の形が変わるのかイメージができるようになり自分の行動がどんな結果につながるのか科学的なものの考え方を育むことができる。

 

・創造力を育む

 粘土は柔らかくイメージ通りの形を作りやすいので創造性を育む効果も期待できる。

 

・コミュニケーション能力を培う

 粘土独特の手触りには、安心感を与えると言われている。心が安心していれば、円満な人間関係を構築しやすい

このように、粘土1つでも4つの効果があることに私自身も驚きました。

 

2、粘土を触ってみよう

粘土を触ると丸めたりこねたりとても楽しんでいる姿がありました。中には頬で感触を確かめている子もいました。

また、保育士が粘土で平べったいお皿の形を作ると、小さくこねたものや棒状のものを乗せて『お弁当出来た!』と見せてくれる姿もありました。

 

粘土遊びを行うと一人ひとりの創造力が豊かになっていると感じました。また、少人数に分けて活動をすることで一人ひとりが十分に満足して遊ぶ姿が見られました。今後、粘土などの遊びを取り入れさまざまな感触に触れられるような保育を行なっていきたいと思います。文責:神野

きく組 積木遊び

うめ組の頃から童具(積木)を使って遊んでいるきく組の子ども達は、遊びの中で「積木使いたい!」とよく積木遊びを提案してくれます。

今月は、隣のこども園のお友達と一緒に積木で街づくりをしたり、トーマスの線路を使って街づくりをしたりと積木遊びを多く取り入れました。

私は、積木遊びをしている姿を見て、友達と協力しながら同じ物をイメージして作っているのかと思っていたのですが、実際のところそれぞれイメージしたものは異なり「中央銀行」や「ディズニーランド」など1人1人が頭の中で何を作りたいかを考えていました。

毎回、積木遊びで同じ作り方をする子が少ないことや完成する物が異なる理由として、協力して作る友達が日によって異なり、意見や発想が様々だからだと私は思っています。

ここで、積木を使って街づくりをした時の様子をお伝えします。今回は、”作りたい物をイメージして作る”と”自分の考えを相手に言葉で伝える”をねらいにしました。

現在のきく組は、上手く言葉で伝えられず、言葉より先に手が出てしまう事があるのですが、今回の積木遊びでは「貸して!」や「ここに置いて欲しい!」など言葉で伝える姿が見られました。この姿をみて、何かを協力する時、言葉で伝える大切さに気づけているのではないかと思い嬉しく感じました。

もちろん、ただ積み上げて終わり!ではなく、決められた時間の中で自分の作りたい物を積木を使って表現をした後に、モザイクを使って飾り付けを行います。飾り付けでは、同じ色を集める子や、同じ形を集める子、明るい色を集める子と様々です。そのモザイクを使って子ども達は作った街に色をつけていきます。

最後は、鑑賞する前に何を作ったか発表をしてもらいました。中には、恥ずかしくて小さい声になってしまう子もいましたが、各自イメージして作った物を周りに伝える事ができていました。

積木遊びでは、様々な積木の重ね方を見る事ができます。子ども達が考えた重ね方を2つご紹介します。

1つ目は正方形を斜めに組み合わせて三角を作る方法です。この方法はバランスを取るのが難しいのですが、子ども達2人で協力し、バランスを取りながら組み合わせていました。

2つ目は2種類の積木を組み合わせ、最終的に同じ高さにする方法です。やはり、積木の形や大きさが違うと高さがバラバラになってしまうのですが、何度も組み合わせを変えながらどうすれば同じ高さにする事ができるかを考えて組み合わせていました。

今までも積木遊びを行ってきましたが、何度も繰り返し遊ぶ事で、子ども達なりに考えた方法で積木遊びを楽しむ姿が見られるようになりました。

現在、トーマスの線路やトミカを使って街づくりを行なっています。今後、活動の中で積木に触れる事でどのような発想が子ども達から生まれるか楽しみです。文責:西野

【職員研修】特別支援

7月から月一回午睡時間を使って、1〜4年目の職員を対象に特別支援担当の職員が計画を立てて研修を行っています。特別支援の観点から保育を見直し、子ども達にとって分かりやすい環境作り、声掛けの仕方や対応を行えるようにする為です。

1、2回目は特別支援の基礎

・特別支援教育の歴史

・発達障害について

・特別支援の考え方

の復習を1年目の職員と行いました。

 

3回目は今月初めに1〜4年目の職員と行いました。

・インクルーシブ教育

(障害のある子どもとない子どもが共に教育を受ける事で「共生社会」の実現に貢献しようという考え方)

・ユニバーサルデザイン教育

(障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず、すべての子どもにとって分かりやすい教育、環境等を目指す考え方)

・合理的配慮

(障害のある人の人権が障害のない人と同じように保障されるとともに、教育や就業、その他社会生活において平等に参加できるようそれぞれの障害特性や困りごとに合わせて行われる配慮)

上記の復習をした後、ワークを行ないました。

実際に今行っている保育や保育室の環境、子ども達への対応の仕方を他保育園のユニバーサルデザインを取り入れた物的環境を例に照らし合わせていきました。今できている事、まだ足りていない部分を確認する為です。

 

特別支援の観点から保育や環境、子ども達への対応や声掛けの仕方を振り返る事で子ども達が困っている部分や難しい部分に気づき“どうしたら分かりやすくなるか”を考えるきっかけになったようです。

これからも子ども達の状態に合わせた支援を行い、より良い保育ができるようにしていきたいと思います。

文責:南

本日のメニュー⭐︎9/29〜さんまの丸焼き〜

今日のメニューは“サバの塩焼き”“ワカメおにぎり”“豚汁”でした。

今日はさんまの丸焼きをしました!

今年はさんまの不漁で心配されましたが、少ない量で開催する事ができました。秋の味覚を味わってもらう大切な機会です。園庭で火を起こしていると子どもたちが集まってきます。そこで、さんまのとれたそのままの状態のものを子どもたちに見せました。切り身ではない魚そのものの姿に驚く子や、興味津々で触る子と、それぞれでした。

実際に焼き始めると、火起こしの時とは違う魚の焼ける良い匂いがしてきます。目の前で炎が上がる様子を真剣に見ていました。

匂いの変化に気づいたり、見た目の変化に気づいたり、様々な反応を見せてくれました。焦げ目がついたさんまを見て「これ黒くなったらもう食べられないよ」と言っていました。しかし、ほぐして中の身を見せると「食べられそうだね!美味しそう!」と嬉しそうにしていました😊

焼けるのをじっと待っていて、食べ始めるととても良い嬉しそうでした。骨が多いので職員がほぐしました。きれいに取れた骨を見てうわぁ!と楽しそうにしていたのが印象的です。

実際に焼く前、焼く、食べるの過程で子どもたち自身、様々な気づきがあったようです。火を扱い、危険がある事を理解し本当に真剣に取り組んでくれました。給食では切り身の魚が出て、そのままの姿を見る機会があまりないので、このような体験を大切にしていきたいと思いました。また、旬の食材の美味しさも感じてもらえる1日になったのではないかと思います✨

 

秋の味覚~モチモチの銀杏~

9月8日、台風10号が過ぎ去った翌日。朝から、さくら・もも組の子どもたちの手伝いをもらいながら、台風後の後片付けを行いました。その中で、銀杏が落ちているのに気付いたさくら組のAちゃんが

『これさ、もも組のとき(去年)食べたよね!また食べたいな~』と。

その一言から、今年も銀杏を味わうことに。去年の記憶を辿って、銀杏の下準備~調理までほぼさくら組の子ども達で行いました。その姿から、『体験したこと』が『経験』となって、子ども達の中にしっかりと身についているだ…と感じる出来事でした。

 

下準備をしながら『もも組のときはさ~』と、調理の手順を思い出そうとするAちゃん。ちょっと記憶に自信がなくなると

『○○だった気がするんだけどな…』

『ねぇねぇ、さやか先生は覚えてる?』

と、確認をしてきたので

『まず、何からするんだったけ?』『あ、干したりもしたよね?』

ほんの少し思い出す振りをして、一言添えると

『あっ!!そうだった。そうだった。』

大人のちょっとしたヒントで、記憶が呼び起こされたようで、そこから思い出したことを忘れないように、紙に書き出す姿も見られました。

 

それでは、銀杏の下処理から調理までの様子を写真で説明しますね。もし、銀杏を見つけた時はこの調理法を参考に、秋の味覚を楽しんでみて下さい。

 

①銀杏を1週間ほど水につけ、実をほぐし中の種子を 取り出します。

 

 

②取り出した種子をネットなどに入れ1週間ほど干す

 

 

③ペンチでヒビを入れる

 

 

④フライパンで塩を加えながら炒める(10~15分)

 

 

⑤殻を剥いて、美味しくいただきます!!

 

 

⑥作った後の片付けも忘れず

 

 

今年の銀杏も昨年同様、

『やっぱ、美味しいね~』

『モチモチしてる~』

『グミだよ!グミみたい!』

と、美味しい感想が飛び交っていました。

 

そして、作った人だけで味わうのではなく周りで遊んでいる友達にも

『銀杏、食べたい人~』と呼びかけ、

塩やコンロの準備をしてくれた給食の先生方にも自ら

『食べてください!』

と、お裾分けをしていました。自然と【分け合う】という行為が出来ている姿が嬉しかったです。

 

全ての工程を終えたAちゃんは、

『銀杏の作り方を、ポートフォリオでのこしたい!』

と伝えてきたので、写真を出して少しお手伝い。思い出しながら作った経験から

【作り方を記録に残しておけば、次からはスムーズに作れる!】

と、Aちゃんなりの次の活動への工夫なんだろうなぁと感じる瞬間でした。

 

 

最後に。体験が多ければ多いほど、子ども達の中には経験として刻まれる。そして、次の遊びや活動の中に活かしていく。それを繰り返し、繰り返し…成長するため・生活するため・遊ぶための学びとして自分の中に落とし込み、育っていく。 これからも、子ども達にはたくさんの体験が味わえるよう、子どもの興味・関心を基に環境構成と素材研究を行い、そこへ私たち大人の豊富な知識を織り交ぜながら、日々保育を進めていきたいです。今回の活動を通して、子どもにとって【体験すること】の大切さを改めて感じる機会となりました。

(文責:中江)

ゆり組 〜小麦粉粘土〜

 9月は感触遊びとして小麦粉粘土をしました。前回小麦粉粘土をした際は大きなタライをみんなで共有しながら活動を行いました。

 しかし、今回は少人数で一人ひとつずつのタライでしました。集中できる環境や個のペースで活動を行えるように環境を整えることで前回では見られなかった姿があり、子ども一人一人が存分に小麦粉という素材に親しみをもって楽しみ、その姿からこれも表現活動の一つだと感じました。

 まず、タライの中にサラサラの状態の小麦粉のみを入れ触ってもらいサラサラの感触を楽しんでもらいました。その中で、小麦粉を自分の足にかけたり、腕にかけ、「砂みたいだねー!」という声も聞こえました。

 次に水と油を少しずつ加えると子どもたちの触っていた手が止まり、「これはなんだ?」という反応に変わりました。みんな初めは触ることに抵抗がある様子でしたが、徐々に指先で「ちょん」と触ってみたり、指先だけで小麦粉と水を混ぜてみたりしていました。

 その中で、触ることに抵抗がある子には一緒に触ったり、保育士が触っているところを近くで見ることで子どもたちが自ら小麦粉粘土に手を伸ばし、触る姿が見られ成長を感じました。

 小麦粉をこねていき、だんだん粘土っぽくなると子どもたちは、「すごいね!」「粘土みたいになったね!」と言う姿も見られました。粘土になると丸めたり、ちぎったり、握ったりしてそれぞれ感触を楽しんでいました。手で触ることが苦手な子は足で踏んだり、指先で触ったりして子ども達なりに遊び方を考えていたようです。

 途中Hちゃんが自ら小さくちぎり丸めていたので「なにを作ってるの?」と聞くと「お団子」と教えてくれました。それを見た他の子が「わたしも作るー」と言い一緒にお団子を作っている姿が見られました。その後、「お団子ひとつくださいー♪」など遊びに変化が見られ少しずつ発展していました。

それぞれ、イメージを膨らませながら遊ぶことでごっこ遊びへ変化していったようでした。子どもなりの表現遊びです。

 さて、10月1日は十五夜です。今回や前回の小麦粉粘土や紙粘土の丸めるという経験を踏まえて、白玉団子作りへと発展できるよう環境作りを整えるという保育士の意図ある保育、そしてもう一つは子どもの姿をから更に表現遊びがどのように広がっていくかを素材提供を自分自身考えながら子どもの表現にポイントを当てていきたいと思います。    文責:永井