より良い保育者目指して

7月末、錦ヶ丘保育園の勤務年数4年目の職員による「保育内容発表」が行われました。発表はより良い保育者として職員が学び続けていることがよく分かる内容でした。

保育内容発表は、業務とは別に職員が取り組む自己研鑽の課題のひとつ。子どもの人生の土台に関わる専門家として、自分の考えや能力をより良いものにするために行っています。課題は、職員の経歴や役職に合わせて設定しました。発表する職員もいれば、レポートを提出する職員もいます。

今回は、主任櫻田より保育内容発表の様子を、教育界の変革について触れつつお伝えします。

 

保育内容発表

今回の「保育内容発表」は、課題図書を読んで学んだことと自身の保育内容を理論的に整理・考察・発表するというねらいがあります。

課題図書は「保育者の関わりの理論と実践~教育と福祉の専門職として 著:高山静子」

 

去年は月ごとにテーマを変えて、保育について発表していた3名の職員。今年は、経験と知識、考える力が自分の物とするために必要である課題図書がテーマとなりました。発表を聞くメンバーもステップアップ。去年は園長・主任が中心だったのに対して、今年は全職員が対象に。

そのため、参加する新入職員にも伝わるよう、分かりやすく丁寧な内容にする必要がありました。

 

当日の発表を聞くと、職員が子どもたちの現在の様子を的確に把握し、学んでほしいこと育ってほしい姿を明確にした保育を行っていることがよく分かりました。参加した職員も、保育を行う上で大切な事がよく分かったようです。内容を簡単に説明すると、以下の通りです。

▲プロジェクターを使っての発表

 

・0歳児クラスで行うクッキングでの五感の成長を促す働きかけや、子どもの気持ちを大切にする保育士の声かけや関わりについて

・4歳児クラスでの運動遊びを行った際の子どもの様子を”遊びや生活の場面で習得できる学びのスキル”で分類し考察した事について

・5歳児クラスでのリレー遊びから見る子どもの主体性、また子どもの遊びをサポートする保育者の声かけや関わりについて

 

今後も、3カ月に1回のペースで保育内容発表を行っていく予定です。お互いに学び合えるこの保育発表は、保育園がチームとして働いてるからこそ身になっているように思います。

 

学び続けること

先月、高校の普通科を3つに再編する案が文部科学省より示されました。早ければ、2022年から行われるとのこと。

南日本新聞にも大きな記事で取り扱われていた為、ご存知の方も多いと思います。

今までの画一的な授業、大学入試のための学習を止める方向性です。凄まじい速度で変化していく世界に対応できる多様な人材、自分で生きる力を持った人材を育てようとしているようです。保育指針の変更、小学校の授業内容の変化、センター試験の見直しと数年前から始まり、これからも教育界はどんどん変わってきています。

 

つまり、「今までこうだったから」が通用しない時代になってきています。保育者も、経験や慣例だけで保育を行うわけにはいきません。

そこで大切なのが、学び続けること。世界にはたくさんの教育者、教育研究者がいます。その方々の知識を吸収し、自分で考え、保育園というチームの大人たちで話し合い…より良い保育者を目指します。そうすることが、子どもの将来、引いては未来の社会に繋がるのだと思っています。  (櫻田)

こども食堂~新聞で紹介されました。

こども食堂、という言葉を最近耳にすることが増えたなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。8月12日付の南日本新聞には、鹿児島市が行う市内こども食堂への助成についての記事が大きめに載っていました。実はこの記事の写真奥で説明をしているのは私です。数年前から「ナポリ通りのこども食堂」というボランティア団体の共同代表として、こども食堂を運営しています。なぜこども食堂を開催するに至ったか、今回の鹿児島市の取り組みがどんなものかについてご紹介いたします。

こども食堂を始めたころ丁度「こどもの貧困」という言葉がメディアで取り上げられるようになりました。鹿児島県はこどもの貧困率が全国でも下から数えたほうが早いことや、様々な事情でご飯をおなか一杯食べることができないこどもだけでなく、一人でご飯を食べる「孤食」やこどもだけでご飯を食べる「子食」、偏ったものだけ食べる「個食」について知った際に、幼児教育に携わる自分にできることは何だろう?と考えたのがこども食堂を立ち上げる始まりでした。私は、上之園町のナガヤタワー(共生共同型住まいの先駆的事業として国土交通省の助成金を受けた住人参加型住宅)の事務局長も兼務しているので、このような「個食」や「孤食」はなにもこどもに特有の課題ではなく、全世代に共通していることも間近で見てきました。そのため、”こども”食堂というよりは”地域食堂”のような形で、地域の方たちがともに食を囲める場所ができればと思ったということもあります。

 

こども食堂の献立

こども食堂の献立

 

こども食堂を実際にはじめてみると、毎回参加者はボランティアも入れて80名ほど。長期休暇中は100名を超すこともありました。高校生までは無料、それ以上の方は1食300円を頂戴します。ご飯はボランティアが作り、バイキング形式で準備していました。給食食材でお世話になっている敬愛食品やピザの井田食品はじめたくさんの企業が食材を提供してくださっています。お友達同士こどもだけで、親子で、小さいお子さんとおかあさんのお友達同士で、近所のご高齢の方もいらっしゃったり、まふぃん上之園のこども達や他の療育施設からの参加もありました。こども食堂に参加した理由も人それぞれです。当初から通っていた子が6年生になり、片付けや調理を手伝ってくれるようになったり、中高生のボランティア学生もたくさん来てくれます。自分がその年のころには、ボランティア活動なんて考えたこともなかったのに偉いなと感心します。

ナポリ通りのこども食堂開催風景

 

ことしの2月からは通常通りのこども食堂の開催が難しくなりました。それでも、ボランティア仲間でこの状況下でもできることをと話し合い、現在は月に2回食材やお弁当の配布をしています。こども食堂を早い段階から応援している鹿児島市のこども福祉課も、このような状況を見て行政として支援できることを考えてくれました。新聞記事でも紹介されている「GOGOチケットプロジェクト」(GOGOプロジェクトチラシはこちら)を活用すると、スーパーなどでお弁当と引き換えることが出来ます。このプロジェクトは近々鹿児島市政広報番組(KKB)の中でも紹介されます。私も固い笑顔で出てますのでご覧ください 😉

 

私たちがしていることはほんの小さなことかもしれませんが、「食」を大切にする錦ヶ丘の一員だからこそ今後もできるだけ続けていきたいと思っています。このブログを読まれた方で、いろんなご事情があってナポリ通りのこども食堂で配布している食材を分けてほしいな!という方がいらっしゃいましたらお声掛けください。(副園長 堂園)

こども福祉課担当のTさんと

近々TVでも紹介されます

 

 

 

本日のメニュー⭐︎8/12

今日のメニューは“鶏肉のハニーマスタードソテー”“ラタトゥイユ”“ビーフン汁”でした。

ハニーマスタードソテーははちみつ、粒マスタード、塩胡椒、醤油に漬け込んでおくだけです。マスタードの量を調節すると、子どもでも食べやすいのでおすすめです!

ラタトゥイユはたっぷりでした。パプリカや、ピーマンなども入っていましたが、子どもたちもよく食べていました✨

今日のおやつは“かぼちゃのちぎりパン”でした。

かぼちゃのペーストを混ぜていて、水分を含んでいたので、ふわふわに出来上がりました!

給食の時に「おやつおかわりしたいから、いっぱい作ってください!」ときく組の子に言われたので、たくさん作りました!本当にいっぱいおかわりにきてくれたのでよかったです😊

本日のメニュー⭐︎8/8

今日のメニューは“肉うどん”“きゅうりとしらすの酢の物”でした。

うどんの出汁は朝から昆布と、たっぷりのかつお節でとりました。出汁の香りが充満して、とってもいい匂いでした。たっぷりのかつお節でとったので、本当に黄金色できれいな出汁でした!お肉とたまねぎ、ねぎは甘辛く炒めて、つゆと合うような味付けにしました。うどんの日は、子どもたちに大人気で、たくさんおかわりをしていました✨

きゅうりとしらすの酢の物は、野菜にさっと火を通し、しらすも軽く湯通しします。湯通しすると、塩気が抜けて味付けもしやすくなります。酢とゴマの風味が合わさっておいしくできました!子どもたちもよく食べていて、残食もほとんどありませんでした😊

本日のメニュー⭐︎8/7

今日のメニューは“青菜のしゅうまい”“きゅうりと竹輪のナムル”“セロリのスープ”でした。

しゅうまいには小松菜が入っています。塩揉みをしてしっかり絞り、水気を切りました。水分が出ず、まとまりやすくなります。一つずつ丁寧に包みました!

子どもたちもとっても喜んでくれました!もも組さんに大人気で何度もおかわりにきてくれました。「餃子のおかわりください!」と来た子もいて、私たちも「惜しいね!しゅうまいだよ!」と穏やかな雰囲気になりました😊子どもたちのちょっとした発言などに癒される毎日です😌

今日のおやつはスイカでした。おにぎりの予定でしたが、普段からお世話になっている敬愛食品さんにスイカを2玉いただきましたので、変更しました。何度か給食でも出ていましたが、何度食べても嬉しそうに食べてくれます😊今日もとっても嬉しそうに食べてくれて、おかわりもたくさんしていました✨

 

本日のメニュー⭐︎8/6

今日のメニューは“魚の包み焼き”“じゃがいもきんぴら”“キャベツのみそ汁”でした。

魚の包み焼きは、白身の魚に下味をつけて、ホイルに乗せ、千切りにしたさやいんげん、たまねぎ、にんじん、しめじ、榎茸をのせて、薄口醤油と味の母、酒を混ぜた調味液をかけて包んでオーブンで焼きました。ホイルに包んで焼くことで、蒸し焼きの状態になり、野菜のうまみと魚のうまみが凝縮されます。野菜がたっぷり入ると、シンプルな味付けでもほのかな甘味が出るのでおいしくできます😊

今日のおやつは“米粉の焼きドーナツ”でした。上新粉とおから、ベーキングパウダー、油、甘酒、きび糖が入ります。揚げないので、ヘルシーでしっとりしています。甘酒の風味がほんのりして子どもたちにも人気でした!✨

 

本日のメニュー⭐︎8/4

今日のメニューは“エビフライ〜手作りタルタルソース〜”“鶏ときゅうりのゴマ風味和え”“きくらげの中華スープ”でした。

エビフライは、衣をまぶして一つずつ揚げました。

揚げ物の日は、子どもたちが匂いにつられて給食室にやってきます!今日も「いい匂いがする!今日ごはんなに?」と聞きにきました。ゆり組さんにも一尾丸ごと配膳しました。初めはなんだなんだと戸惑う子もいましたが、食べ始めるとよく食べていました😊豆乳マヨネーズから手作りをしたタルタルソースも人気で、子どもたちも喜んでくれました!

副菜のゴマ風味和えに入った鶏ササミの蒸し汁を出汁としてスープに使用しました。生姜も一緒に入れていたので、臭みもなく出汁がきいてとてもおいしくできました。私自身、厨房業務をするようになってから知りましたが、食材は本当に捨てるところなしです!出汁に使用するとコクがでたり、うまみが出たり。様々な食材を有効に使用したいです✨

本日のメニュー⭐︎8/3

今日のメニューは“牛肉の和風トマト煮”“スパゲティサラダ”“ふのりのみそ汁”でした。

牛肉の和風トマト煮には、生のトマトと、トマトホール缶の両方が入っています。ピーマンやトマトなどの野菜から出た水分と、トマトホール缶の水分だけで煮込みました。ピーマンの苦味もやわらぎ、トマトの酸味と甘味が程よく子どもたちに大人気でした!✨ ピーマンを嫌がることもなく、みんな良く食べていました。

今日のおやつは“黒糖ラスク”でした。このおやつも人気のおやつで、今日はとくにきく組さんがよくおかわりをしていました。ひまわり工房さんのバケットをカリカリに焼いてラスクにします。卵、乳製品を使用していない無添加のパンで、普通のバケットより、ふわふわで柔らかく、食べやすいです。バターをマヨネーズ状になるまで泡立て器でねり、黒糖を入れて混ぜて、パンにぬり、オーブンで焼くだけなので、とっても簡単です!子どもたちにも大人気なので、ぜひ試してみてください😊

もも組〜子どもたちの日々の姿から〜

梅雨も明け、暑さの厳しさが増してきました。最近では、水遊びをしながら夏を感じたり、園庭で伸び伸びと走って遊び暑さに負けない子どもたちの姿が見られます。

 もも組では、雨が続いた日の遊びの中で、童具(積み木)にてピタゴラスイッチを作っている姿がありました。最初は転がすビー玉がない状態でのピタゴラスイッチ。ビー玉を渡すと、転がるビー玉にワクワクする姿がありました。

最初は、ビー玉がすぐ落ちてしまったり、高さがあまりなく曲がり角で止まってしまったりする場面が見られました。試行錯誤しながら、「どのようにしたらいいか?」子どもたちは自分たちで考えます。ビー玉が落ちないように横にガードを作ったり、勢いよく転がるように高さを作ったり、上にもガードを作り風の抵抗を少なくする工夫していました。

        

       


 また、ビー玉が転がる先にゴールを作ることで、ビー玉が入った時の達成感を味わい、遊びが発展していきました。ガードを作る際にも子どもたち一人ひとりによって作り方が違います。立方体を積み上げてガードを作る子どももいれば、直方体で積み上げる子どももいます。子どもたちによって個性が現れ、各々のピタゴラスイッチを楽しんでいます。



3歳児の子どもたちとピタゴラスイッチを作っている時は、「こうしたらビー玉が落ちないよ」と教えている子どもの姿がみられました。自然と異年齢児と交流ができる環境があります。

進級当初から園庭にて高い箇所から水を流したり、落ちていた梅の実を流したりとしていました。この経験から、積み木でするピタゴラスイッチへと繋がっていました。

今後も、保育活動の中で、子どもたちの日々の姿からどのように成長へとつながるのか見守りながら自分自身も学んでいけたらと思います。
                       文責 関

もも組 さくら組 『かずの木』で出会う数量の世界

園の活動の3本柱の1つに、童具の活動があります。

今回は、童具のなかでも、「かずの木」をつかった活動の様子をお伝えします。

 

◆かずの木とは

数量学とアートが融合した童具のひとつで、

積み木遊びを楽しみながら

「数量の秩序」と「美」の関係を感じ取っていけるようにと、

和久洋三氏によってつくられました。

下の写真の1から10までの大きさを表すブロック以外にも、

3種類の大きさの皿、サイコロ、カラービーズスティックなど

が含まれています。

 

左下の白い2㎝の立方体を基本単位の1としており、

ブロックの大きさと穴の数が対応しています。

 

1から10までの大きさのブロックを順に並べると、

立方体1つ分ずつ大きくなっていることが分かります。

 

かずの木を使った、積み木遊びでは

子ども達は意識せずとも

1,2,3という数の順番には、量の増減が伴っていることにも

気付くことができます。

 

 

◆もも組 自由遊び 「お家を作ろう!」

ある日の午後、保育士が並べたかずの木をみつけた子ども達。

「お家をつくろう!」の誰かの声かけに、それぞれ家を作り出します。

よく見ると、柱となる部分を立てる際、同じ大きさのかずの木を選んでいました。

手に取ったブロックが「どれくらい」を表すかを正確に分かっていなくても、

柱の高さが揃うことで、同じ高さ(同じ量)だと感覚的につかんでいます。

 

次の写真は、柱ができたあと、屋根や床部分を埋めている様子です。

床を埋めている時、まずは大きい青のブロックを敷き詰めました。

それでも、まだ空いてるスペースがあったので、少し小さい黄色のブロックを選び、

床部分を埋めていきます。

黄色いブロックを3つ並べれば埋まる!と、気づきましたが、

あと1列分を埋めるために必要な、黄色いブロックがもうありませんでした。

「どうしよう…」としばらくみんな、悩んでいましたが、

オレンジ1つ、白2つを並べてみると ぴったり!

この時、大きさが違うブロック同士を組み合わせても

同じように埋められると、遊びのなかで発見しています。

これが数の合成・分解など数学的なものの見方の基礎にも繋がっていくと考えられます。

 

 

◆ もも組 さくら組 長さレース

2クラスが、かずの木をつかったゲームで一番楽しんでいたのが長さレースです。

7月のおやこふれあいの集いでは、保護者の方々にも一緒に長さレースをしていただきました。

サイコロを2つふって出た目の合計と同じ大きさを表すブロックを繋げて、

ゴールまで先にたどり着いたチームが勝ちというシンプルなゲームです。

かずの木で使うサイコロはいくつか特徴があります。

1つ目は、0の概念の理解につながるよう、目に「0」が含まれている事です。

ゲーム中、0の目がでると、ブロックを置くことはできません。

0の感覚をつかむというはなかなか難しいですが、

「0の目が出た」→「どのブロックも置くことはできない」→「なにもしないまま次の人の番になる」という経験のなかで

0の感覚をつかんでいるように感じます。

 

2つ目は、【黒い点の数で表しているサイコロ】と、【数字で表しているサイコロ】があります。

ある時、もも組の子が、【数字で表しているサイコロ】の方を使っていました。しかし、

出てきた目の「5」という数字が、どれくらいの量を表すのかぴんと来ず、

どのブロックを選べばいいのかわからないという姿がありました。

 

上記したおうちづくりの遊びにもあるように、子ども達は、ブロックを選ぶ際、

「5の長さのブロック!」「7の長さのブロック!」と数を意識してブロックを選んでいるわけではありません。

視覚的にわかる 長い―短い 高いー低い 大きい―小さい などの感覚 (数字や単位等を用いなくても表現できる未測量の感覚)で、

ブロックを選択しています。

つまり、子ども達にとって先に出会う感覚とは数よりも量であるということができます。

 

大人であれば、「5」という数字を見ただけで、「5」=「・・・・・(黒い点5つ分)」だとわかると思います。

この子は、きっと「5」と表される記号(数詞)と、「5という量」がまだ結びついていない段階で、

穴の数を一つ一つ数えながら、数と量を一致させる方がわかりやすいのだと思います。

幼児期のうちに、このような遊びの経験をたくさんすることで、就学前から数量の感覚も体感できるようになっていくようです。

 

 

◆さくら組 かずとりゲーム

さくら組では、2人組のペアで、サイコロを振って、ブロックを100入る皿に埋めていくゲームもしています。

皿は、10×10のサイズのため、1列には10の大きさまでしか並べることができません。

写真の2人は、1列に収まらなかったかずの木のブロックを、別のブロックに置き換えて(分解して)

入れるにはどうしたらいいだろうと考えています。

本来並べたかった緑色のブロックの上に、2種類のブロックを重ねて同じ数量となるかを確認しています。

家づくりの遊びの時よりも、より合成・分解を意識できるゲームです。

確認方法は、まず大きめのブロックを並べる子もいれば、1ずつ増やして並べる子など、様々です。

どれが正解ということもなく、一人ひとりがあそびの延長で楽しみながら数や量に親しんでいます。

 

◆かずの木をするうえで大事にしていること

かずの木の遊びを繰り返すことで自然と

数量についての基礎的・基本的な概念につながる感覚を身に着けることにつながります。

ただ、小学校の学習の先取りをしたいのではなく、

一人ひとりが実際に手を動かすことで

大きいー小さい、多い―少ない、思い―軽い、高い―低い、長い―短いなどを把握したり比較したりしながら

それぞれの感覚や基礎概念をたくさん蓄積していってほしいという願いを込めて活動を行っています。

今のこどもたちで、100まで数えられる子のなかには、

その100という量がどれくらいかを感覚でつかめているわけではなく

ただただ100まで唱えられるという子も多いそうです。

私自身、かずの木に出会うことで、

幼児期のうちに遊びを通して量感覚をつかむことの大切さをとても強く感じました。

小学校では、ノートやプリントに、数式・答えを正しく表記できることで〇になり、計算方法などを理解しているということになりますが、

果たして、それだけで子どもたちの理解度などを判断していいのかと疑問に感じるきっかけとなりました。

くりあがりの足し算、くりさがりの引き算、分数・少数の掛け算や割り算など、具体的に数量のイメージを持てていないと、

和久洋三氏のいうような、数の秩序に見られる美しさに感動することもなく、

単なる数の操作、パターン化された計算方法の丸覚えとなってしまうような気がしました。

園では、かずの木を意識して取り入れながら

子ども達自身の発見やそれに伴う感動を得る機会を

たくさん作っていきたいと思います。

椎屋

 

参考資料

・『童具子育て講座⑧かずの木』和久洋三

・童具館 かずの木のこと

https://www.dougukan.com/text/textpage/text_page_kazunoki1.htm

・『小学校学習指導要領解説算数編』文部科学省

 

 

 

 

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