きく組 生き物に触れながら…🦗

きく組は子どもたちと一緒に5月頃からアゲハ蝶の幼虫を育てています。以前までは「うわ。虫がいるよ!」と虫を見つけるとわざと踏む、力加減が分からず潰してしまう姿が何度も見られました。育ててる幼虫が蛹になり羽化する過程を何度も見ていくうちに虫への興味が”捕まえたい”という考えから”観察したい”に少しずつ変化していきました。

今では、室内・戸外関係なく虫を見ると絵本棚から絵本を持ってきて「この虫なんじゃない?」「これに似てるね〜」と自ら調べようとする姿も見られています。

育てていく中で全ての幼虫を成虫にさせることはできませんでした。

私たちは、蛹になったらもう安心!と思っていたのですが、いざ蛹になってからの10日間はすごく長く感じられました。その為、子どもたちにもわかりやすいよう成長過程を描いた紙を用意しました。紙を用意すると子どもたちは毎日1日過ぎるごとにめくり、数を数えていました。

数多く幼虫を育ててきましたが、その中で1番印象に残った話をします。その幼虫は蛹になってから2週間以上経過をしたもののなかなか羽化せず、いざ羽化するとアゲハ蝶ではなくアゲハヒメバチという種類の蜂が生まれてきました。初めての経験だった為か、驚き「蜂が入っているよ!!」と子どもたち。間違えて入ってしまったのかと思い蛹を確認すると、アゲハヒメバチが蛹を破り生まれてきたようでした。全ての幼虫が綺麗に羽化するのではなく、羽化不全や違う虫が生まれることがあるそうです。今回の体験を通して、子どもたちは自然の大変さや命の尊さに気づいたように感じました。

〈アゲハヒメバチ〉

〈羽化不全をした時の様子〉

羽化不全のアゲハ蝶は数日後死んでしまったので、子どもたち数名で埋めてあげました。

自然が身近にあるからこそ命について考えられるいい機会だと私は思います。さらに深く命について知ることができる経験を今後も保育の中で行っていけたらと思います。現在もきく組前ではアゲハ蝶の幼虫を育てているので、お迎えの際にはぜひお子さんと一緒にご覧ください。 文責:西野