きく組 廃材製作を通して

今月は雨が続き、外で思い切り遊べず残念そうでしたが塗り絵やハサミの活動、折り紙等の室内遊びが充実できるのは梅雨の時期だからこそではないかと思います。

5月から小グループで取り組んできたハサミの活動を通して、のりやセロハンテープ等用具の使い方や扱い方が分かり少しずつ上手に使用できるようになってきました。

また、最近は折り紙に興味を持ち、保育士に手伝ってもらったり教えてもらったりしながら紙飛行機や動物を折ることを楽しんでいます。

“自分なりにイメージして作る“楽しさが味わえるようになっている子ども達の姿と、さらに作る楽しさ等が感じられるようになってほしいという考えから

『自分なりにイメージした物を廃材を使って具体化する』

『様々な用具や素材を使って作ることを楽しむ』

という2つのねらいで廃材製作を取り入れました。

また製作を始める前に子ども達には①廃材でどんなものを作りたいか考える。②イメージした物を作るのに必要な廃材を選ぶ。この2つを考えてから製作を始めてもらいました。

「僕はバンバン(鉄砲)を作りたいからこれとこれにしよう!」「私は剣が作りたいからこの形にしよう!」と選んだ廃材はそれぞれが作りたいもののイメージに合う長さや大きさの廃材で、子ども達なりにしっかりと”作りたいもの”が明確にあることが伝わってきました。

また、廃材だけでは味気ないので折り紙やキラキラテープ、シール等を用意したことで創作意欲が高まり、長時間集中して製作に没頭する中で様々な素材や形を組み合わせて工夫しながら製作することができたようでした。

しかし、セロハンテープのちょうどいい長さや、どの部分を貼り合わせたら形になるか等の考えには至らなかったので「〜してみたらどうかな?」と時折気付かせたり考えさせたりし、作る過程で子ども達のイメージを大切に確認しながら製作を進めていきました。するとくっつける物大きさや長さを考えてテープの長さを変える等、少しずつ物の特性や性質への気づきが見られるようになりました。

作り終えた時の「いい作品ができた〜!!」という子ども達の満足そうな自信たっぷりの表情はなんとも言えません!その表情から今回の廃材製作のねらいは達成できたのではないかと思います。

廃材製作を通して身の回りにある様々な素材や材料を使って想像力・創造力を働かせ、製作する過程で切ったり貼ったりつなげたりしながら色彩感覚や構成力が育っていきます。今後も子ども達が感じたことや考えたことを、様々な形でのびのびと表現したくなるように遊びの環境構成を工夫しながら保育を行なっていきたいと思います。(迫田)