令和2年度 歯と口の衛生週間

6月4日~10は「歯と口の衛生週間」です。

今年の標語は『咲かそうよ 笑顔の花を 歯磨きで』です。

この時期は、毎年日本中様々なところで歯や口の健康に関する啓蒙活動が行われています。

 

歯磨きしないとどうなる?

妊娠中の羊水の中にいる胎児の口の中には細菌はいません。生まれてから徐々に細菌と共存し始めます。歯や舌をきちんと磨く人の細菌数と歯を磨かない人の細菌数を比較すると、後者の方が3倍以上も多いといわれています。細菌たちにとってよっぽど住み心地のよい環境のようですが、人間にとって困った症状が出てきます。口臭・歯肉炎や虫歯・歯周病といった口の中の病気だけでなく全身の病気を予防できるよう、食べても食べなくても、口の中をきれいにして清潔を保つ事は大切です。歯磨きを始めるタイミングは、歯の生えていない乳幼児でもミルクを飲んだ後にお口の周りを拭いたり、歯肉や舌をガーゼでやさしく拭いたりする位から始め、歯が生え始めたら柔らかいブラシへと段階的に慣らしていくというのが一般的なようですが、習慣になるまでは歯科健診などで相談しながら、スキンシップの延長で気長に楽しく習慣づけられるといいと思います。

当園では、お子さんたち職員も食後に三年番茶を飲んでいます。番茶はお口の中の清浄化し、風邪の予防にもなり、フッ素含有量も多いので歯を強くしてくれるそうです。

 

 

唾液のすごい力

資料によっても違いがありますが、1日に平均0.751.5L分泌されているという唾液!唾液の成分や働きを復習してみて、唾液の大切さを再認識しました。①自浄作用;お口の中の細菌や食べカスを洗い流してくれる、②中和作用;お口の中を中性に保って細菌と闘ってくれる、③抗菌作用;抗菌作用を持つ成分が細菌の増殖を防いでくれる④歯の再生化:溶けかかった歯を修正してくれる、⑤消化作用:でんぷんを分解する、更に発がん物質の減少と衰退を促進、味覚を敏感にさせるなど、たくさんの役割をしています。唾液を増やすにはまずよく噛んで食べる事、そして水分をこまめに取る事を意識して行うと良です。子供たちには「カミカミ、モグモグ」と声かけをしてます。梅干しやレモン、酢なども唾液腺を刺激して唾液分泌を促してくれます。

 

赤ちゃんから大人まで

先日、ドラックストアや歯科医院系列のお店に行ってみると、歯や口の健康を保つための道具が実にたくさんあって驚きました。

人生100年時代、「8020運動」や「オーラルフレイル」といった言葉も、浸透してきました。平成元年から始まった「8020運動」の甲斐もあってか健康意識が高まり、80歳で20本の歯を達成されている方は50%以上増えたそうです。「私は全部自分の歯です。これが唯一の自慢です。」と素敵な笑顔でいう先輩方には憧れますね。食べること・話すことに直結する歯と口の健康を保つ事は、どの年代においても生活の質(QOL)を向上させてくれます。

【 おまけの一言】

災害時の非常持ち出し袋に、家族分の歯ブラシを入れておくと良いそうですよ。

お読みいただきありがとうございました。            大木