主任だより・散歩について

先日、園での散歩について話し合いを行いました。当初は交通事故を想定していましたが、散歩中に不審者と遭遇した場合…災害の発生により、散歩に出た少人数が孤立してしまった場合…と、様々な想定が議題にあがりました。

以下、長くなるため簡単に結果をお伝えします。

・今後も引率は2~3人必要。保育のバランスを考え、人数やルートに応じて引率2人でも可とする。

・タイヨーなど、右折車が通らず園から近い店へのクッキング材料の買い物等は、安全に注意した上で1人でも可とする。

・連絡の取れる個人用携帯、緊急連絡先が記載されたカード、防犯ブザーを必ず持つ。また、散歩に出る前に人数とメンバー、服装が把握できるよう全員の写真を撮る。

・その時の子どもや環境の状態に合わせてのルート変更がある散歩や、近隣の地理を学んだり考えたりする機会を作るために子供たちにルートを決めてもらう散歩は、右折車がある横断歩道は避けるなど安全に注意した上で今後も続けていく。

・緊急時のフローチャート作成、シュミレーションが必要。

 

他、検討段階の案もいくつか挙がりました。

 

近頃、桜島の活動に過去の大噴火と似た傾向が見られるそうです。鹿児島市からは、桜島噴火についての動画が投稿されています。

▷動画はこちら https://youtu.be/oEG23BoSZHo

災害、不審者、交通事故…様々な危険を想定して、日々しっかり備えていきたいと思います。同時に、危険を恐れるあまり子どもたちの遊びが制限されていかないよう、保育者として常にお互いに話し合い、考えていきたいところでもあります。

 

さて、今回の主任だよりは、まず、職員の自己研鑽について触れたいと思います。日々、保育士としての専門性を高めるべく職員は自己研鑽に励んでいます。二年目の職員は「知識をつける」三年目の職員は「伝える力&まとめる力を伸ばす」をテーマにしています。6月に入り、クラスも少しずつ落ち着いてきた最中、じっくり読み進めてきた保育に関連する本についてレポートを自主的に出した職員もいました。内容は、本の内容を要約しつつ、自分の感想やクラスで実践した結果報告などまとめた非常に読みやすいものとなっていました。

職員が日々保育をする中で疑問を感じ、答えを探すために学ぼうとし、それを皆に伝えようとする流れが作られていることが非常に嬉しく思います。保護者の皆様のご協力を頂いて実現している園内研修で、学ぶこと・学んだことを共有することの大切さを知っている事も、この流れが作られた一因です。いつも、ご協力頂きありがとうございます。学んだことは確実に、子どもたちにフィードバックされています。ブログやポートフォリオ、にしきっこなどで保護者の皆様にも実践内容を報告していくつもりです。

 

タイムリーなことに、本日は午前中は育児講座、午後は園内研修と学びの一日でした。

 

育児講座は、鹿児島市女子短期大学の丸田愛子先生に来ていただきました。テーマは、「遊びは学び」。以下は、講座の内容に触れつつ、私の感想になります。

大人が想像する「学び」というと、中高のような学習風景を想像しますが、乳幼児にとっての「学び」とは「遊び」の中にあります。水は冷たい、と触って学び、雨どいを流すことで水が流れることを知り、量を調節し、雨どいを組み替えて流れを操作する計画を練り…。遊びの中で五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を存分に使い、子ども同士関わりあったり、没頭して考え試し工夫したりして遊びこむ中で、様々な(子どもにとって)興味深い学びを得、「自分はこんなことができる!」という自信も生まれ、学びに向かう力=ポジティブに人生を生きる力を付けていくのですね。

 

経済産業省からは、社会人基礎力として「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」が挙げられているそうです。制限されすぎず、大人の見守りの下、自由に遊びこんでいる子どもたち、この3つの力が存分に育つ環境にあると思いませんか?

 

講座を受けながら、先日の出来事を思い出しました。

 

年長児、年中児クラスでは蝶の幼虫を育てています。去年現場にいたころ、羽化まで見守った経験があり私自身、虫に愛着があるものですから、通りすがりにそれなりに気にかけていました。その日もなんとなしに見てみると、前日まで居なかった筈なのに、誰かが見つけたのでしょうか…小さな小さなビンに大きなアゲハチョウの幼虫が!今にも蛹になりそうな大きさです。「狭いよー」という声が聞こえてくるようでした。

 

思わず、担任に確認を取って虫かごを出してもらい、様子を見に来た年長児のRくんに「ビンが狭いと思うから、大きな虫かごに変えるんだ。葉っぱももう少し食べると思うよ」と伝えると、目を丸くして「みかんの葉っぱ食べるから、取ってこようか!いくついる!?」と大きな反応。その場で一緒に入れ替えました。翌日も、Rくんは自分が入れ替えた幼虫をちらちらと見ていました。

 

また、糞が溜まっていたので、その場にいた年長児たちに「糞が溜まってるからまた掃除しておいてね」と伝えると、皆がRくんに「だって!掃除するんだって!」「後でしようね~」と報告。Rくんも、誇らしげな雰囲気…。一緒に、虫かごへ移した経験や、今まで担任と一緒に世話をして観察してきた経験から、「僕は虫のお世話ができるぞ!」という自信に繋がったように見えました。小学校の理科の授業で、この経験を思い出すかもしれません。また、こういった自信の積み重ねが、ポジティブに生きる力に繋がっていくでしょう。

 

それから…午後の園内研修は、「救急救命」についてでした。

新しいAEDを導入したので、まずは使い方の確認。去年も「救急救命」の時間を設けましたが、今年は看護師の資格を持ち病院勤務経験がある職員がいるため、細かなアドバイスがあり…一年振りの胸骨圧迫の練習は、そういえばこんなに激しい動きをするのだったと汗を滲ませる職員たちでした。その後、傷害が発生した時の対処方法、誤飲について、熱中症対策、アレルギーについて、救急車への連絡について、学びました。この知識が必要となる事故が発生しないよう日々危険予測を行っていくことが一番ですが、いざという時により深刻な状況を招かないよう、定期的に復習していこうと改めて思いました。