運動会を振り返って。

今回は、先日の運動会後に3歳以上児クラス担任で運動会を通しての子どもの変化や成長・保育士の動きなどの振り返りをしたので、その内容をブログを通して皆さんにもお伝えしたいと思います。

 

昨年度から運動会の内容が【子ども達のやってみたい!】をプログラムにしていますが、3歳以上児は特にさくら組が中心となって、どのような種目を行うのか日々話し合いがもたれていました。さくら組の担任は振り返りの中で「子ども達の話し合いに十分に時間を掛けることができてよかった!」と言っていました。3月下旬から話し合いをスタートさせたさくら組。特に応援団の話し合いには時間が掛かっていましたね。4月の中旬くらいまでかかってたのではないかなぁ…と私の記憶の中で。担任も子ども同士の意見のやり取りを尊重したくて、子ども一人一人の意見を一つにまとめるには少し苦労したようでした。しかし、この話し合いを通して子ども達に変化が見られたようです。

【子どもの変化】

・あまり意見を言わない子も回数を重ねるごとに、言えるようになってきた。

・話し合いがなかなか決まらずにいる中、一人の子のポツリと言った一言で話し合いが進んだ。

・日々、話し合いをすることで子ども達が【目的】を持って登園するようになった!例えば、『今日は話し合いどんなことを話そうかなぁ』『明日は、あれを決めよう!』など。

・家庭でも保育園での様子をよく話すようになった!と保護者の方からの声があった。

 

この姿から『話し合いに重きをおき、運動会の土台をしっかりと作りたかった!話し合いに時間を掛けることができてよっかた!』という担任の思いを十分に感じることができました。【話し合い】という何気ない活動ですが、その中で自分の意見を言う・意見が認められる・反対される・人の意見に共感する・反対する・自分の意見に自信を持ち曲げずに押し通す・時には折り合いをつける…。子ども達はたくさんの事を学んだことでしょう。ちょっと大袈裟かもしれませんが、何よりも話し合いに参加する事で“自分はここに!このクラスに必要なんだ!ここにいていいんだ!”と自分の存在価値を十分に確認できたのではないでしょうか。そんな一人一人の存在価値がクラスを一つにし、当日の応援団の形になったんでしょうね。

今回、話し合いに時間をかけ10連休という長期休みもあり練習する期間が短くなってしまいました。子ども達はその短さだったからモチベーションを崩さずに当日まで頑張れたかもしれないが、担任は少し焦りもあったようです。次に何か目的を持って活動をする際は、カレンダーを用いて、子どもと一緒に計画を立てながら進めていく!ということを今後の保育の中で取り入れていきたいと話していました。

 

もも組は、初めての選択競技で自分の意見が形になり、子ども達にとってとても良い経験だったようです。

・友達から別の種目に誘われても『私はこの種目がいい!』と、自分の思いをしっかりと押し通すことができた子。

・種目内容の話し合いで、さくら組と一緒に行う事で意見を反対される!という。本人にとってはちょっとビックリ!することを初めて経験した子。

・遊びの中での練習だったが、“早く走るには、こうした方が良い”“もっとこうしよう!”など、自ら考え工夫をする子。

4歳児なりの経験からの学びがあったようですね。私は何よりも当日の、子ども達一人一人が“自信を持った表情”で競技に参加しているのがとても印象的でした。きっとこの経験はこれからの生活・遊びの中で、そして来年の運動会に活かされていく事でしょう!!

 

きく組(3歳児)は、親子参加でしたが少し種目が増え運動会というものを去年よりも意識しながら参加できたのではないかと思います。「きく組の子ども達は、もも・さくら組の練習風景を見て運動会の雰囲気を感じとれたと思う。かけっこや玉入れのルールもその中で学ぶことができた。この年齢の子ども達には、実際に誰かがやっている様子をそばで見る!ということが何よりも大きな学びとなっているのではないか。そして、練習というより遊びの中に競技を取り入れて無理なくできたことが良かった。」と担任は振り返っていました。玉入れも、ルールよりもまずはボールや玉入れのカゴへの興味関心が強く、用具に慣れる!ということが第一でした。回数を重ねるうちに少しずつ用具にも慣れて、当日はルールを守って玉入れを楽しめていましたね。そして、親子参加という子ども達にとって安心で無理のない形が、運動会を楽しめる要因の一つだったと思います。

 

今回の振り返り、各担任それぞれたくさんの気付きや課題があったようです。お互いに子ども・保育への思いをシェアして、また3歳以上児職員全員で子ども達のやりたい!!遊び・活動を引き出し、サポートしていきたいと思います。

(文責:中江)