たんぽぽ(0歳児) 手づかみ食べ

錦ヶ丘保育園では0歳児からの手づかみ食べを生きるための意欲と捉え大切にしています。

4月当初は保育士に抱かれたり、膝に座って食べていた子ども達。今ではすっかり慣れて椅子に座って食事しています。

4月当初の子どもたち

給食は離乳食の初期〜普通食の段階を、一人一人に合わせて準備しています。(おかずは中期だが、ご飯は初期の状態…など)

【手づかみ食べ】


0歳児クラスでは、手づかみ食べを発達上必要なことと捉え大切にしています。

手づかみ食べは、手で食べ物を直接触ることにより、肌触りや温度や硬さ、柔らかさをより具体的に感じることができます。

また、離乳食から手づかみ食べで食べている子は偏食や少食になりにくく、バランスよく、ある程度の量をしっかり食べられるようになると言われています。

  

【手づかみ食べは自立への第一歩】


「食べることは生きること!」と言われます。自ら手づかみで食べ物を口に入れるということは、その子の意欲だと考えています。

手づかみ食べは、「自分でする!」という自我が成長していくうえでとても大切なことです。初めて「自分で!」という意識が生まれ、自我や意欲が育っていくこの時期だからこそ、園では子どもたちが思う存分手づかみ食べができる環境を大切にしています。

どんなに汚れたり、ぐちゃぐちゃにしたり、こぼしても「美味しいね!自分で食べられたね!」とその子の食べる意欲を尊重するようにしています。

また、さまざまな指先の感触を知ることによりどんな遊びにでも積極的に関わっていく、自信と好奇心の力が育まれていきます。

 

【手の指は突き出た大脳】


手の指は脳の発達に大切な部分です。初めは手のひらで触ったり握ったりし、そのうち親指と人差し指で小さなものをはさめるようになり、次に親指と人差し指、中指でつまめるようになります。

また、初めは食べ物に手を伸ばしても器からはじき出したり、口に持っていっても上手く入れられず、鼻や下唇に押し当てたりしてしまいます。しかし、繰り返し続けていくことで、食べ物との距離感や位置関係などをつかんでいき、次第にうまく取って食べられるようになるのです。

こうした食べ方を通して、食べ物と口の位置関係や距離感、手指の巧緻性(こうちせい)、触覚などを育んでいきます。

 

【最近の子どもたち】


離乳食から完了食や普通食へと移行し、お汁を両手で持って飲んだり、スプーンに興味を持ったりする姿が出てきました。

まだまだこぼすことも多いですが、手づかみ食べと同様、楽しく食べる力や自分で食べる!という自我、意欲を育むためにスプーンを渡すことも増えました。

入園してからの日々成長する姿に、大人は毎日驚かされます。また、間近で成長を感じること、そして成長を保護者の方と共有できることをとても嬉しく思っています。

 

今後も園では子どもたちが生まれながらに持っている意欲や自我を尊重し、手づかみ食べを子どもたちが思う存分してもらいたいと思います。 文責:永井

[参考文献]

・子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? 著:山口平八 清水フサ子 出版:IDP出版