絵本館での温かい時間を…

絵本がゆっくり楽しめる空間、いつもの場所とは違う特別な空間、木の香りに包まれ癒される空間。

保育園の中にある素敵な場所があります…。

絵本館です。

保育でもっと活用してみたいな…いつか絵本だけの時間を子ども達と楽しみたいな…と、思っていました。

 

9月14日にもも組(4歳児)、さくら組(5歳児)を対象に絵本のお話会をしました。

その様子を紹介します。

 

4・5歳児向けでしたが、小さい頃に読んだ懐かしい絵本も準備しました。以前、「こどもは絵本で幼い自分に戻る、甘えたい時など幼い頃に読んでいた絵本を読んで!と催促することがある。」と研修で学びました。ご家庭でも小さい頃に見た絵本を持ってくることがありませんか?その時は受け止めてください、心が幼い頃の自分を求めて甘えたいのだと思います。お話会の中でも小さい頃読んでいた絵本の時は、子ども達の表情がグッと和らぐのを感じました。

また、昔から伝えられている絵本は、言葉の美しい絵本や語彙が豊かである!私自身保育士1年目の頃から子ども達を惹きつける絵本は変わらないな!と感じることが多いです。

時が経っても子ども達の心をギュッと惹きつける、お話の世界に浸透させる絵本は変わらないのだと感じます。

 

 

4歳『はじめてのおるすばん』

 

※「はじめてのおるすばん」 作:しみずみちを 絵:山本まつ子 出版:岩崎書店

絵本を読む前に『お留守番したことがある?』と尋ねてみました。

『一人でしたことある!』『今度、お留守番する!』『お姉ちゃんとしたことある!』とそれぞれの声が聞かれました。

 

主人公みほちゃんが一人でお留守番している時に小包み屋さんが来て、次に新聞集金の人が来ます…みんなそんな経験があるのでしょうか…「だいじょうぶかな?子どもだけでどうするの?」と心配そうな表情で見ています。静かな部屋の中、時計の針の音がカチカチカチ響いて今まで聞いたことのない音がします…と、いつも飾ってあるクマの置物さえもいつと違い怖い表情に見えます。みんなそれぞれが怖いと感じたことがある記憶を重ね合わせて見ています。そして絵本の主人公を応援している眼差しです。

お母さんが帰ってきて安心して泣く、お土産のプリンを食べる場面では、みんなも安堵した表情。きっと4歳という年齢で経験・感じたことのある気持ちを絵本を通して再確認しているのでしょう。

お留守番を経験していない子もこれから経験するお留守番に期待とちょっぴり恐怖を感じつつ自分の世界を広げていきたい気持ちを感じました。

5歳では「ごめんなさい」の絵本に魅了

 

※「ごめんなさい」 作:サトシン 絵:羽尻利門 出版:ポプラ社

 

毎日、忙しくしているお父さん、・お母さんを子ども達の目線で描きながら、大人である私達が日常を振り返るきっかけにもなる絵本でした。子ども達も自分と置き換えているのでしょう…そんなつもりでしてないのに、叱られてしまう自分!気持ち分かって欲しいのに、分かってもらえない自分!、でも「自分だけではないんだ!大人もこんなこと思ってたんだね!」と子ども達も安心と勇気とをもらえる1冊でした。「もう1回読んで!」という子が数名いました、何か心に感じることがあったのかもしれません。

さくら組に置いていますので手に取ってみてください。

 

絵本館は9月からは地域文庫「ひだまり文庫」もオープンして、毎月第1土曜日(10時~12時)は地域の方にも開放しています。

送迎時・お休みの日など保護者の皆様も是非、お子様と一緒に覗いてください。

私達も、今後もっと保育の中で充実した活動へと絵本館を繋げていきたいです。

魔女の館長さんがお待ちしております。

文責:012歳児リーダー 中島